英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

目的意識を持って学習することの大切さ

吉田塾では月曜日から土曜日まで「毎日音読」と称して『速単』『文単』『New Treasure』(=私学で採択されている検定外教科書)などを1日1ページ音読してもらっています。もちろんそれは「耳を鍛えるため」であり「語彙力を増すため」であり「読むスピードを上げる」ためなのですが、それらの目的を理解せずに・・・

・音源を聴かないで音読する

・個々の単語の発音を確認しないで音読する

・意味が曖昧な部分があっても調べずに音読する

という効果の少ない方法で音読する人が散見されます。ひどい場合は「以前読んだ音読の録音データをしばらくしてまた送ってくる」というケースもあったりして、そうなるともはや効果がないというか「時間のムダ」なわけです。

筋トレをするときに「どの部位を鍛えているのかを意識してトレーニングをすると効果が高まる」と言われています。例えば「懸垂」を行えば主として「広背筋」(=背中の肩甲骨のあたりの筋肉)が鍛えられるのですが、懸垂しながらその部分に意識を向けることが大切だということです。

ですから音読する際にも「今自分はどんな英語力を鍛えるために音読をしているのか?」を考えて、効果的な方法を行おうとすれば自ずから前述したような行動には出ないはずです。

これはもちろん音読のみならず「毎日英作文」でも同様です。目的意識さえきちんと持っていれば「課題文を翻訳アプリにコピペする」という愚行には至らないわけです。ちょっとした意識の違いですが、こうした「学習の意識」やそれに伴う「学習の姿勢」の違いが数ヶ月経ったときに大きな差になります。

See you next time!