「英語学習十則」について改めて考えてもらうシリーズの続きです。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
今回は「其の四」です。
其の四 英文中の分からない単語は辞書で調べること。見たことがある、知っていると思っている単語でもその意味が文脈に合わなければ辞書を引き適切な意味や用法がないか確認すること。
これも本当に大切です。例えば book という単語は中1で(いや小5で)「本」という名詞の意味を習います。では次の例文中の book はどんな意味でしょうか?
(a) I will book a table for three at Mark's tonight.
この book を「本」という名詞だと考えるとさすがにおかしいですよね。そもそも動詞がなくなってしまうし・・・。そこで少々考えます。この book は will という助動詞の後にあるので動詞なのではないか?と考えます。そこで辞書で book に動詞としての用法がないかと調べてみると「(お店やホテルなど)を予約する」という意味が載っているはずです。そうすると先ほどの英文は・・・
(a) 私はマークの店で今夜3人の席を予約するつもりだ。
という意味であることが分かります。もう少し練習してみましょう。
(b) There was an old well at the back of the house.
さて、この英文の well はどんな意味でしょうか? well も副詞の「上手に」という意味は小学校でも習うでしょう。しかしここでは an old well となっていることから副詞ではなく名詞であることが分かります。そこで well の名詞の意味を調べると well 2 のような表記で名詞としての well の意味「井戸」が記載されているはずです。
(b) その家の裏には古い井戸がありました。
という意味になります。
いかがでしたでしょうか?自分が意味を知っていると思っている単語でも文脈的、文法的に違和感を持ったら必ず辞書で調べるクセをつけましょう。これだけでも3ヶ月続けたら英語の偏差値は最低でも5は上がると思います。
See you soon!