「英語学習十則」の続きです。今回は其の五になります!
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其の五 辞書で単語を調べる際は必ずその品詞を推定すること。また動詞と思われる語を調べる場合はその文で使われている文型まで推定すること。
前回、其の四は簡単言うと「見たことがある単語であっても自分が知っている意味が文脈に合わなければ他の意味がないか辞書で調べましょう」という話でした。今回はさらに一歩進めて先ずはその単語の品詞を特定する。さらにそれが動詞であれば文型(SVOC等)も特定することが大事だという話です。例えば right という単語を辞書で調べると・・・
形容詞① 正しい②適切な③右の、他
副詞①ちょうど②まっすぐ③すぐに、他
名詞①正しいこと②権利③右、他
とたくさんの意味があります。しかし、英文中で使われている right の品詞が名詞とか形容詞だとか特定できていればその項目を調べればよいので調べる時間がぐっと短縮できて、今風にいえば「タイパが良い」ということになります。
(a) He stood right behind his son.
この英文において right はbehind his son という副詞句の直前にあることから副詞と考えられます。であれば right の副詞の項目をあたり、①ちょうど、という意味をすぐに見つけられるはずです。
(a) 彼は彼の息子の真後ろ(=ちょうど後ろに)立っていた。
ある単語は其の品詞に応じて意味が変わりますが、それと同じように動詞はその文型に応じて意味が変わります。例えば make は・・・
第2文型SVC SはCになる
第3文型SVO SはOを作る
第4文型SVO1O2 SはOIにO2を作ってあげる
第5文型SVOC SはOをCにする
第5文型SVO do SはOに~させる
のように様々な文型を取りうる動詞です。従って、英文中に make が出てきたらまず make が作る文型を調べて、辞書でダイレクトにその文型の語義を調べることが大切です。
いかがでしたでしょうか?今日から早速このような辞書の引きお方をしてみて下さい。ボキャブラリーが増えるだけでなく英文解釈の力も増すこと請け合いです!
See you soon!