一つひとつの単語のチョイスに自分なりの理由付けをしていこう!~定期テストで失点しないために~
吉田塾では「毎日英作文」というシステムを取り入れていますが、これは月曜日から土曜日までレベル別に和文英訳問題を1題解いて提出してもらい、それを講師が添削の上返信し、解答例と講評を翌日に送信する、という仕組みです。
さらに、翌週授業に来た際には前週に出題された月~土までの問題をそのまま確認テストとしてまとめて解答してもらいます。答案はその場で講師が採点・添削していきます。
先日も「英検は準2級だけど英作文は苦手」という子が入塾しましたが、そのような「なんとなく読めて、なんとなく聞けるけど正確な英文は書けない」というお子さんの基礎固めには最適な仕組みです。
さて、その「毎日英作文確認テスト」で先日こんな答案を書いた生徒がいました。
日本文 私は週に2回ダンススクールに通っています。
生徒答案 I go to dance school in twice the weeks.(×)
いやあ、思わず「あん?」って眉間にしわが寄りました(笑)
間違えるのはもちろん構わないのです。ただどう考えてこのような英文を書いたのかは気になります。ので問い詰めました!
講師 ちなみにこの in は何でつけたの?
生徒 えーと、week とか May とかの前によくついているので・・・
講師 後は twice だよね。意味は?
生徒 「2回」です。
講師 ということは「週」でも「月名」でもないじゃん。
生徒 あ・・・
講師 あとさー「週に2回」って何週間で2回なの?
生徒 1週間です!
講師 じゃあ、なんで weeks ってSつけたの?
生徒 あ・・・
講師 模範解答を写してなぜそうなるかよく考えて!
生徒 はい!
確認テストの後のやり取りはだいたいこんな感じです。先ほども書きましたが間違えるのは構わないのです。それが何かしらの理由や考えに基づいていれば。そうすれば仮に間違っても答え合わせの過程で確実に力が付きます。
一方で特に根拠なく「なんとなく」答案を書いた場合、その後の直しにより得られるものも少ないのです。例えば・・・
Ken and Taro speaks English well.(×)
という英文を書いた生徒がいたとして、「なぜ speak にsをつけたの?」と聞かれて「主語が複数だから動詞にもsを付けました!」と答えることができる子はルール(=文法)を間違って覚えているだけで考え方としては筋は通っている(=論理的な)のです。
名詞が複数を意味する場合 → その名詞の語尾にsまたは es をつける
主語が3人称単数形の場合 → 現在形の述語動詞には s または es をつける
と正しいルールを覚えればよいのです。従って英文を書く場合はそれが和文英訳であれ自由英作文であれ、先ずは自分なりの根拠をもって1つひとつの単語なりその変化を選ぶことで英語の力はグイグイと伸びていくのです。
いかがでしたでしょうか?ぜひ今日から「根拠を持って単語や形を選ぶ」ことを実践してみて下さい。
See you next time!