最近発音に関する記事を2本書きました。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
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吉田塾では授業のルーティーンとして必ず一人ひとりの生徒に1ページ分の音読をしてもらいそれを講師がチェックします。読んでもらうのは各自が取り組んでいる教科書であったり、英検用の教材であったり様々ですが、必ず1ページ音読してもらいます。
もちろん講師はただ聞いているだけではなく発音やイントネーションなどがおかしければ訂正し、単語の意味や役割、文構造などが理解できているかを確認するために適宜質問をしながら読んでもらいます。
この音読ルーティーンをいつから始めたのか忘れてしまったのですが、in を is と読んだり with を which と読んだりする生徒は割かし多くて、結構驚きます。
先日の授業の際、結構高確率で with を which と発音する生徒に直接聞いてみました。
講師 with をなんで which と発音するの? th に「チ」という読み方は無いでしょ?
生徒 はい・・・
講師 もし「チ」という音なら ch と書いてあるんじゃないの?
生徒 はい。でも先生、th と ch って似てませんか?
講師 え?似てます??
確かに言われてみれば th と ch って2つの文字のサイズ感というか輪郭というかは似ているような気がしてきました(笑)
しかし、ということはこの生徒は with をかたまりとして「ウィズ(th)」とは捉えてはおらず 「wi(ウィ)th(チ)」とばらして発音していたということになります。
振り返ってみれば確かに tennis を発音するときも「テ・・・ニ・・・ス、テニス!」みたいな感じでした。むむむ・・・。さてどうしたものか??
その後実際に彼にやってもらったことは「反復」でした。たとえば、"I play teenis with my friend on Sundays." と出てきたら・・・
生徒 アイ プレイ テテテニス ウィッチ、あウィズ マイ フフフレンド オン サンデイズ
講師 もう1回!
生徒 アイ プレイ テテニス ウィズ マイ フフレンド オン サンデイズ
講師 もう1回
生徒 アイ プレイ テニス ウィズ マイ フフレンド オン サンデイズ
講師 もう1回
生徒 アイ プレイ テニス ウィズ マイ フレンド オン サンデイズ
講師 OK!
こんな感じで1つの英文をすらすらと読めるようになるまで3~5回連続して音読してもらいました。やはり「文字と音」「単語の文字列と全体の発音」の関係を体得する速さは人それぞれで、中にはそれが遅い生徒もいます。
そうした場合、文字と発音との関係(=フォニックス)を教えた上で、数をこなす(=反復練習)するしかないのではないかというのが現時点での結論です。自分が(あるいはうちの子が)「なんだか発音苦手っぽいぞ」と感じていたら、とにかく英語に触れる頻度と時間を増やし、何度も単語や英文を発音してみましょう!
See you next time!