TEAPとはなにか?~上智大学入試とTEAP利用入試、共通テスト利用入試について~
今日は珍しく?入試制度のお話しです!今年、ある受験生の第一志望が上智大学で、彼女は英検準1級取得後はTEAPで目標点をクリアすべくただいま猛勉強中です。
TEAP(=ティープ)とは何か?
「TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。」(TEAPホームページより)
簡単に言うと米国の大学に留学する際に受けるTOEFL(=トーフル)の日本版のようなテストです。
主だった採択大学には以下のような大学があります。
上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、成城大学、成蹊大学、日本大学、早稲田大学、明治学院大学、東京理科大大学、東洋大学、武蔵大学等
これらの大学の中で際立っているのがやはり上智大学で、上智大学の一般入試の方式は以下の3種類あるのですが、その内の「全学部統一入試」はなんとTEAP受験が義務付けられているのです!
上智大学一般入試
①TEAPスコア利用方式(=全学部統一入試)
②学部学科試験・共通テスト併用方式
③共通テスト利用方式
たとえば上智大学文学部を受ける生徒は上記の3つの方式で3回受験できるわけですがその際に①の全学部統一入試を受ける場合にはTEAP以外では受験というか出願できないという仕組みなのです。さすがTEAPを作った団体の一つです(笑)
そして実は②③の入試方式にもTEAPが関係してきます。
①→TEAPの試験を英語の得点としてそのまま使用する。他の英語の試験は無い。
②→各種検定試験においてCEFR(=セファール)A2レベル以上の評価を持っている場合はそのレベルに応じて共通テスト得点に可算される。上限は満点(=200点)。
ちなみにCEFRレベルと共通テスト加点は以下の通りです。
C2 IELTS8.5以上→30点加点
C1 英検1級、IELTS7.0~8.0 TEAP375~400点→30点加点
B2 英検準1級、IELTS5.5~6.5、TEAP309~374点→20点加点
B1 英検2級、IELTS4.0~5.0、TEAP225~308点→10点加点
A2 英検準2級、TEAP135~224点→5点加点
ということで大半の受験生はB1かB2でしょうから結構大きな加点ですが、それゆえ差が付かないとも言えます。
③→各種検定試験においてCEFR(=セファール)B2レベル以上の評価を持っている場合はそのレベルに応じて共通テストの「みなし得点」として採用する。
C1、C2 共通テストみなし得点200点(=満点)
B2 共通テストみなし得点180点
という訳で上智大学を第一志望とする場合は英検だけでなくTEAPも受けておいた方が受験機会が多くなり、その分有利と言えるでしょう。(上智大学の素晴らしい戦略です)ここで、各方式毎の入試実倍率を確認しておきましょう。
私の出身学科である文学部史学科で各方式の倍率を比較してみましょう。
①TEAPスコア利用方式(=全学部統一入試)
→2.2倍(定員23、出願者139、正規合格 45、補欠合格17)
②学部学科試験・共通テスト併用方式
→2.3倍(定員23、出願者279、正規合格95、補欠合格26)
③共通テスト利用方式(3科目型)
→5.5倍(定員2、出願者203、正規合格37、補欠合格0)
うーん、実質倍率2.2倍に少子化を感じますね・・・。それはさておき、③共通テスト利用方式以外は明確な差は感じられませんので、やはりTEAPを受けて①方式でも出願しておくのが上智大学を第一志望とする人には必須と言えそうですね。
TEAPについてはこちらでサンプル問題を解くことができます。上智大志望の高1,高2生はぜひ内容を確認しておいて下さい。
See you next time!