【大人の学び直し英語】動詞の like と前置詞の like について
こんにちは!英語指導吉田塾、塾長の吉田豪(よしだたけし)です。
毎週水曜曜日の夜は「大人のやり直し英語」(=大人英語)の時間です。中1の教科書を使って中学英語を最初から一緒にに勉強しています。
今回の文法事項のテーマは「不定詞」(の名詞的用法)。こんな例文が出てきました。
I want to be like her.
ここで最近マイブーム(笑)の「英単語意味振り学習」を参加者の皆さんにやってもらいました。するとある方はこんな感じに意味を振りました。
I want to be like her.
私は を望む なること 好き 彼女
ふむふむ。想定内ですね!これは実際に中学生の授業をやっていてもだいたいこう書きますから。さてこの英文のどこに問題があるのでしょうか?
英文の構造を考えてみたときにだいたいの英文は以下のような構造というか語順になっています。
(副詞+) 主語+述語動詞+補部(+副詞).
接続詞などで2つの英文(=節)が結ばれていなければ、
1文の中に述語となる動詞は1つのみ
になります。ここでは want が述語動詞になっているので少なくともこの英文の中では like は動詞の役割を果たせません。
ではこの like は何か?実は like には前置詞の用法や意味があり、その場合は「~のような」となります。
like [前置詞] ~のような、~に似ている
というわけで先ほどの英文はこんな感じに意味が振られるのが正しいのです。
I want to be like her.
私は を望む なること ~のように 彼女
ちなみになぜ like には動詞の意味と前置詞の意味があるのかを ChatGPT に質問してみたところ、このような回答が出てきました。
「英語の単語には、1つの単語が複数の意味や品詞で使われることがよくありますが、これは言語の歴史や発展によるものです。「like」が動詞と前置詞の両方の意味を持つ理由も、このような言語の進化や統合によるものです。
1. 動詞としての「like」
「like」はもともと古英語の “lician” から来ています。この語は「好む」「気に入る」という意味を持っており、動詞として使われていました。これは現在もそのまま「like」の基本的な動詞の意味として残っています。
例:
• I like ice cream.
(私はアイスクリームが好きです。)
2. 前置詞としての「like」
前置詞の「like」は、古英語の “gelīc”(似ている)に由来します。この単語が後に「似ている」という意味の “like” に統合され、前置詞として使われるようになりました。前置詞の「like」は「~のように」「~に似ている」といった意味を持ちます。
例:
• He runs like a cheetah.
(彼はチーターのように走る。)
3. 共通点: 「似ている」からの派生
動詞の「like」と前置詞の「like」には共通の概念があります。それは「好む」や「似ている」という感覚が密接に関連していることです。好きなものは多くの場合、自分にとって親しみやすいもの、つまり「似ているもの」だったりします。このような意味的な関連性が、両方の使い方を持つ理由の一つです。
4. 英語の簡略化と統合
言語は時間とともに変化し、簡略化されていきます。英語では、語源的に異なる意味を持つ単語が、音や形が似ている場合に統合されることがあります。「like」の動詞と前置詞も、歴史的にそのような統合が起きたと考えられます。
結論として、「like」が動詞と前置詞の意味を持つのは、それぞれ異なる起源を持ちながらも、言語の発展の中で似た形や意味が統合された結果です。」(引用終わり)
なるほど!
私が知っている概ね内容と一致していました!
ChatGPT の回答は英語によらず「裏取り」(=他のソースを使っての検証)が必要なのですが、かなり精度が高くなってきたことは間違いありません。前回ご紹介した英会話の「壁打ち」(=反復練習)の相手もそうですが、うまく活用できれば英語学習の大きな武器になるのではないでしょうか。
それでは See you tomorrow!