英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

とにかく、疑問文とその答えの文のSVを合わせよう!

 先日こんな記事を書きましたが・・・

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com 

  昨日の毎日英作文の確認テストでもこんな英文を書いた生徒がいました。

 

問題文 この家にはいくつ部屋がありますか? ― 4つです。

生徒答案 How many rooms are there in this house? ー It is four.

 

 これは本当に多い解答例だし一概に間違いとも言えないところも悩ましいいのです。疑問文の方はこれでOKですね。

 

How many rooms are there in this house?

 

 この英文は・・・

There are 〇 rooms in this house.

〇の部分を問うために〇を How many (=どれくらい多くの)で置き換え、疑問文の語順(=主語とbe動詞を入れ替える/主語の前にbe動詞を移動させる)というプロセスでできたものです。

 従ってその答えは・・・

There are 〇 roooms in this house.

となるはずです。なので・・・

How many rooms are there in this house? ー It is four.

という受け答えは、疑問文とその答えの文とでS(=主語)V(=述語動詞)が揃っていないことになり「気持ち悪い」のです。

 ちなみに疑問文の方は全く同じ意味でこのような英文で表すことも可能です。

How many rooms does this house have?

 こうなるとSVは this house has ( have ) なのでその答えの文も

It has four rooms.

とSVを合わせた英文になります。ちなみに先ほど「一概に間違いとも言えない」と書いたのはこの英文が強調構文を省略した形とも考えられるからです。「強調構文」とは「分裂文」とも呼ばれますが、It is と that で強調したい語句を挟み込んだ英文のことを指します。そう考えると・・・

How many rooms are there in this house? ー It is four ( rooms that there are in this house).

と考えることも可能です。

 とはいえ、先ずは基本を押さえることが大切なので、英文を書くときには

疑問文とその答えの文のSVを合わせる

ということを常に意識して下さい。

 なお、今回の記事と併せてこちら読んでもらうとさらに効果的かと思います。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 

 See you next time!