英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

どうやってメッセージを届けるか?

 

はじめまして!

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる吉田塾の吉田と申します。

https://yoshidajyuku.com

開塾してもうすぐ9年目を迎えるところですが今更ながらブログに力を入れて行こうと考えてはてなブログをやってみることにしました!

主として塾生やその保護者の方に向けたメッセージを綴っていく予定ですが、趣味は食べることなので美味しかったものなども載せるかもしれません。

ちなみに写真は昨日頂いた越谷にある「鰻重」(うなしげ)さんの上鰻重3,400円です!

公開前提「無料集団授業」参加者募集中

昨日(5/23)、塾生宛に「無料集団授業」参加者募集のアナウンスを行いました。

 

【一斉送信】塾生限定・無料・集団授業受講者募集!

6月中の火曜日と木曜日に池袋校にて以下の要領で「無料集団授業」を行います。

~実施概要~
6月中の火曜日 「中学英語教室」(英検5~3級程度)
 6/06「フォニックス①、be動詞文」
 6/13「フォニックス②、一般動詞文」
 6/20「フォニックス③、疑問詞の入った疑問文」
 6/27「フォニックス④、助動詞の入った文」

6月中の木曜日 「高校英語教室」(英検準2級~2級程度)
 6/01「時制」
 6/08「助動詞」
 6/15「仮定法」
 6/22「文型と動詞の語法」

時間帯 火・木共通 20:00~20:45

定員 各曜日10名

受講料 無料。ただし下記の条件に同意して頂ける人のみ受講可能です。
①授業内容は全て録画します
②画像に映るのは講師とホワイトボードのみですが、受講者の声は録音されます。
③参加者は当日好きな「コードネーム」をつけてもらい、講師は「コードネーム」を使って指名・発問します。
録画された動画は将来的にYouTubeやホームページ上等で公開される予定です。

申込
LINEにてお申込下さい。

 

本来塾生限定の講座ですが外部生の方でご希望の方がいらっしゃれば、有料で宜しければ、若干名受け入れることは可能です。

外部生料金 11,000円(税込)

ご希望方は「吉田塾公式LINE」よりお申込下さい。

 

具体例を頭に思い浮かべながら英文を読む習慣

「英語の(長文)読解問題が苦手」という人にも様々な種類というか原因があります。

①そもそも語彙力が少なく、英文を読んでいると知らない単語ばかりだという人

②単語は頑張って覚えたもののなかなか点数が取れない人

③一文一文は訳せるけど内容がつかめないという人

全部問題と言えば問題ですが、「英語に時間を割いているのに模試や英検で結果が出ない」という人は②③のタイプになります。②の人の問題点は文構造の理解不足。例えば次の英文を読んだときに・・・

Population decline affects our way of life.

「私たちの生活方法が人口減少に影響する。」

と訳す人が一定数います。これは本文の「文構造」を曖昧にしていることが原因です。つまりこの英文の主語は population decline で目的語は our way of life という「文構造」を意識していれば・・・

「人口減少は私たちの生活方法に影響を与える。」

と訳せるはずだからです。さて、③型の人はここからが問題です。「一文一文は訳せるけど内容がつかめないという人」(=内容一致問題や説明問題が解けない)は

英文 Population decline affects our way of life.

和訳 人口減少は私たちの生活方法に影響を与える。

ここで英文の理解が終わってしまっている人です。英文に限らず文(章)を読み理解するにはさらに次のステップが必要です。つまり「その文が表していることは具体的にどういうことか?」を考えるというステップです。例えば先ほどの英文を読んで「人口減少は私たちの生活方法に影響を与える。」と理解できた人は次に「ではどんな影響を与えると考えられるか?」と自問して「具体例をイメージできる」かを確認しないといけないのです。

英文 Population decline affects our way of life.

和訳 人口減少は私たちの生活方法に影響を与える。

具体例 過疎地域からコンビニや金融機関が無くなっていく。その結果ますます人口は都市部に集中していく。

というような「先読み」を「自問自答」しながら行うことが読解力を鍛え、入試での得点力を上げるためには不可欠なのです。

・日本は高齢化社会が進んでいる

・円安が日本経済に大きな影響を与えている

・食の安全を意識する人が増えている

・今後ますます英語学習の重要性が高まる

・ジムは弟に対して冷たかった(物語文)

英文を読み、上記のような内容が伝わってきたら必ず「例えばどういうことだろう?」と考えるクセをつけましょう!学校の教科書、毎日音読している速単や文単、素材はなんでもOK。「英文を読んだら具体例を考てみる」という習慣は「辞書で単語の意味を調べるときは先ず品詞を特定する」と同じレベルで英語力を伸ばしていく上で欠かせない習慣だという認識を持って日々学習しましょう!

See you next time!

なぜブログを書くのか?再び…

3月19日かな?このブログを始めたのは。これは別に唐突な思いつきという訳ではなく、塾生にメッセージを届ける方法を模索して辿りついた(現時点での)最適解なのです。

zoomで話したり、YouTube撮ったり、あれこれしてみて、製作者の手間、受け手の利便性、内容の浸透力、などを様々考慮して最も効率が良いと考えて「テキスト」(=文章=ブログ)になったということ。

内容は「英語力を伸ばすための知識や知恵」。もちろんどの話も普段の授業中に塾生達にしていること。ただもちろん吉田塾は個別メインの塾なのでその人の進度、英語力、目標によってその指導内容は様々。なのに、私が授業中に言っていることは驚くほど繰り返される。

このブログにはそういった「授業中に繰り返し教えている英語学習において非常に大切なこと」を厳選して書き綴っている。

なので、きちんと読んで、考えて、日々の学習に活かして欲しい。

英語力をのばしたいのなら。

See you next time!

述語動詞になれる動詞の形

今回は「述語動詞になれる動詞の形」という、読解においてとても大切な話です。これを意識しているかしていないかで読解の精度もスピードもかなり変わってきますのでしっかり理解して下さい。

英文によらず文あるいはメッセージを理解するうえで最も大切な情報は「主語」と「述語」です。「主語と述語」というのは簡単にいえば「だれがどうした」とか「何がなんだ」ということで、これが曖昧であれば、コミュニケーションは成り立ちません。

「述語」は英語では「述語動詞」(=V)あるいは「述語動詞」+「補語」(=C)で表されることが多いです。という訳で今回はこの大切な「Vの見つけ方」についての話です。

実は英語でVになれる形は極めて限られているので見つけるのはそんなに難しくはないのです。英文中でVとして機能している形は以下の5つしかありません。逆に言うと「この5つの形があればその部分は必ずVとして機能している」とも言えます。

① 動詞の現在形( is / do /does など)

② 動詞の過去形( was did など)

③ 助動詞+動詞の原形( can be / will go など)

④ have / has/ had +動詞の過去分詞( have been / had lived など)

(⑤ 動詞の原形(be / live など))

これだけです。ただし⑤は命令文や一部の仮定法のみでVになり通常動詞の原形が単独でVになることはありませんので( )を付けました

なのでなにか難しめの英文が出てきても上記の①~⑤のいずれかの形があればそれがVということになります。具体的に見てみましょう。

What makes one person a lark and another a owl? One thory suggests the preference of day or night has something to do with the time of birth. 

(出典 令和4年共通テスト本試験大問6)

この英文は割と難しいと思いますがそれでもV(=述語動詞)を見つけることは容易です。というのも動詞にばっちり「三単現のS」がついているからです。動詞の末尾にSがついているということはその動詞が「現在形」であるということです。となれば自動的にその動詞はVということになります。本文では赤字で記された mkakes, suggests, has がVとなります。一方で doは原形ですが命令文でも仮定法でもなく、なにより直前の to と結びついて「不定詞」になっているのでVではありません。

もちろんいつもこんなに簡単にVが見つかるわけでもないのですが、かなりの頻度でこの考え方はVを特定するのに役立ちます。問題は次のようなケースです。

The children brought up by bilingual parents may speak two foreing languages aturally.

brught は bring の過去形でもあり過去分詞形でもあります。つまり単体では過去形か過去分詞かの識別ができません。しかし、結論から言うとこの brought は過去分詞でVにはなれません。後方の may speak の部分がVということになります。ここら辺の話は次回に譲ろうかと思います。今回は・・・

① 動詞の現在形( is / do /does など)

② 動詞の過去形( was did など)

③ 助動詞+動詞の原形( can be / will go など)

④ have / has/ had +動詞の過去分詞( have been / had lived など)

(⑤ 動詞の原形(be / live など))

という5つの形に着目してVを見つけられるようになればOKです。

See you next time!

 

思考の痕跡をたどることの大切さ

「同じ時間学習しても伸び方が生徒によって全く違う」というケースはこの仕事をしているとよく見聞します。もちろん資質の違いもあるでしょう。走るのが早い人と遅い人がいるのと同じで、当たり前ですが、勉強にも適性というものはあります。

しかし、一般に芸術や運動よりは学力は適性(≒才能)に依拠する割合が少ないことも様々な統計からある程度証明されています。ではなぜ同じ時間勉強しても学力の伸び方に差があるのか?もちろん色々な原因が考えられますが今回は「復習の仕方」に着目してみます。

問 次の英文の(  )内に最も適切なものを選択肢の中から選びなさい。

  There (   )a lot of wine in the bottle last night.

  ① are ② is ③ were ④ was 

正解は④です。例えばこの問題を解いて①を選んだ人がいるとします。もちろん不正解です。で、多くの人は赤ペンで①にバツをつけ④と正解の番号を書いて次の問題へ進みます。塾で見る限り9割くらいの人はこんな問題集の解き方をします

はい、これではコスパ(=かけた時間と学力のの伸び方の比率)が最悪です。短時間の学習でが学力を上げるにはこのようにして下さい。

STEP1 〇×をつける。

STEP2 〇の問題→正解の理由が自分の考えと同じかどうか確認する

STEP3 ×の問題→自分がなぜその選択肢を選んだのか(=思考の痕跡)をたどる。そしてそれがなぜここでは間違っているのかを特定する。

STEP4 正解がなぜ正解になるのかその根拠を記す

これが「コスパの良い」学習法(=復習法)です。

先ほどの問題で言えば①を選んだ人の「思考の痕跡」は「There is / are ~の構文の場合、be動詞は主語に合わせる。a lot of =たくさんの~、だから主語は複数。よって動詞は are」という感じでしょう。

では、何がいけなかったのか?確かにa lot of ~=たくさんの~、ですが本文ではこの後に続くのは wine という不可算名詞。不可算名詞は「数えられない名詞」なので「複数」という概念は適用されません。よって単数扱いされます。(ワインが1つ、ワインが2つ、とは日本語でも言わないでしょう)従って be動詞も主語が単数のときと同じ is / was が使われます。ここでは last night とあるので文全体の内容は過去のこと。よって was が正解、となります。

ここまで詳しくノートに書いていると逆に「コスパが悪い」ので実際は・・・

「wine は不可算名詞なので単数扱い。last night とあるので正解は was」

という「一行解説」を書くと良いでしょう。これを実際にノートに書くとこんな感じになります。

 

(1) ①  (2) ③×  (3) ②  (4)④  (5) ①×

(2) wine は不可算名詞なので単数扱い。last night とあるので正解は was
(5) each の後に来る名詞は単数形。よって正解は boy

 

いかがでしょうか?面倒がらずにこのように自分の「思考の痕跡をたどって復習する」ことで同じ学習時間でも最大限の効果を発揮させることが可能となります。さっそく今日の学習からこのやり方で問題集やテストの直しをして下さい!

See you next time!

文頭のing 形

例えばこういう文があって…

Reading many books…

このReading は現在分詞?それとも動名詞?と聞くと…

「たくさんの本を読むこと」という意味になるから動名詞です!」と答える人がたくさんいる。いや、なんで最初から意味分かってるの??

問題はなぜ「たくさんの本を読むこと」という意味に感じるのか?ということ。

Reading many books is important to young children. 

となっていれば Reading が作るかたまり(=句)がis の主語になっているからこの ing 形は動名詞

Reading many books, the boy knows many things. 
のような文であれば後続の文(=主節)の外側にあり副詞節のような働きをしているので Reading は現在分詞で分詞構文となっている。

という考え方を期待しているのです!

See you next time!