英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リスニングを鍛える素材 ~無料動画の活用法~

リスニング(の能力)を鍛えるために吉田塾では教科書や文単・速単の「ネイティブ音源聴取からの音読」を推奨していますが、今回はその他レベルに応じた「完全無料動画」をご紹介します。 1.英検3級、準2級レベルの人向け Engvid www.engvid.com もう20年…

動名詞の「当たり前」 ~「当たり前の浸透」を目指して~

昨日の高校英語ゼミのテーマは「動名詞」でした。ゼミでは各単元における「当たり前」を確認し理解してもらいます。例えば・・・ 動名詞(動詞の原形+ing)の英文中での役割は何か? この質問に「当たり前」に答えられますか? 動「名詞」という名称なので…

吉田塾ファイル配付中 ~仕組みによってミスを防ぐ~

先週から配付を始めた「吉田塾ファイル」、今週も授業時に順次配付を進めています。 ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com このクリアポケットファイルに入っているものはこれまでも随時あるいは適宜公開したり伝えたりしたものですが、なかなか「浸透」しな…

2023年度第3回英検で準1級に合格したい人へ ~今日から始める英検準1級対策~

先日2023年度第2回の英検(=実用英語検定試験)の1次試験の合格発表がありました。吉田塾からも準1級を受けた人は中3~既卒生まで5~6名いるのですが、今のところ合格の報告をもらっているのは1名のみです。なかなか厳しいですね・・・。ちなみに過去のデー…

2023年第2回英検1次試験結果について~大切なのは受けた後の姿勢~

昨日10/23(月)が2023年度第2回英検の1次試験発表日でした。もちろん吉田塾からも塾生が何人も受験しており、まだ速報レベルですが、今のところ以下のような報告を受けています。 準1級合格 高2男子 2級合格 高2男子、高1女子 準2級 中3女子、中2女子 3級 …

質疑応答の大切さ

毎週月曜日の午前中は居合に、金曜日の午前中は大学のイギリス文学ゼミに参加させてもらっています。どちらの場においても対面というか質疑応答の大切さ、ありがたみを感じる場面が多いです。 例えば、我が流派の宗家(=流派のトップ)は門人のために学習用…

都立長文対策講座 本日は都立国立(くにたち)長文中の語句整序問題について

毎週土曜日の午前中は都立高校の読解問題対策を行っています。本日は「都立国立(くにたち)高校」(令和5年大問2)を扱いました! www.minkou.jp いやあ、難しかった・・・ 参加した皆さんお疲れさまでした。「石鹸の泡に関する科学的考察」という内容でし…

英文法の、意外と知られていない、大事なルール

昨日の「高校英語ゼミ」は「関係詞」をゼミ生(=講座受講者)と学びました。その際に出て来た話なのですが、英語を学ぶ上でとても大切なルールなのに意外と知られていないものがいくつかあって、その筆頭に上がるのが今回紹介するルールです。 問1 次の英文…

吉田塾オリジナルポケットファイル配付開始!

最近「当たり前の浸透」という塾のキャッチコピーというか理念とでもいうべき文言を掲げ始めました。 ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com そして、まさにここが問題の核心なのですが、まずはこの「当たり前の浸透」という理念を「浸透」させるのが難しい(…

関係代名詞の意味とか訳って?

New Treasure なら中2の今頃、New Crown や New Horizon 等の検定教科書だと中3の今頃「関係代名詞」を習うことが多いでしょう。 (a) I know a boy who speaks Korean very well. この文の who は「だれ」という疑問詞ではなく関係代名詞と呼ばれます。理由…

英語で苦労している中1生へ

新カリキュラムになって小中学生の英語きらいが増えているという記事。 「20年度までは、中学校卒業時までに覚える英単語は約1200語でした。ところがそれ以降は、小学校で600~700の英単語を覚え、中学校では1600~1800の英単語を覚えなければいけなくなりま…

英語脳はないけれど英語的発想は必要です!

ちょっと前に「英語脳」という言葉やそれを育成するメソッドみたいなものが英語教育「マーケット」で流行った気がします。で今は言語学者を中心に「そんなもんないわい!」みたいな意見が優勢な気がします。(いや、実際ちゃんと調べてないし「英語脳」の本…

小学生の体験授業にて~できないところはだいたい一緒~

小学生で英検、4級とか3級に合格済みという子が体験に来たときにはいつも中1の教科書、New Crown とか New Horizon を教材にして授業を行います。やってもらうことはいつも同じで・・・ ① 教科書の英文の音読 ② 教科書の英文の和訳 ③ ②で書いてもらった和訳…

再び be 動詞の話

昨日be動詞 に関する記事を書きましたが・・・ ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com be動詞はなかなか奥が深いです。一般に be 動詞は教科書では自己紹介などの場面で最初に習います。 (a) I am Yamada Ken. 私はヤマダケンです。 この場合の be 動詞、 am …

be動詞文と一般動詞文、正しく使い分けるために必要なこと

中学英語の基礎ができていない人はよくbe動詞で間違える。 (a) She very kind. ×(be動詞がない) (b) She is play the piano. ×(be動詞が余計) (c) She reading the book. ×(be動詞がない) 一般的に日本語話者の英語における間違いというのは日本語と英…

「当たり前の浸透」を実現するために・・・

先日、吉田塾の教育理念として「当たり前の浸透」を紹介しました。 ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com 英語指導の専門塾として「英語学習における当たり前」をいかに浸透させていくか、そこが塾の使命だと考えています。例えばこの前の日曜日に2023年度第…

都立西高校英語長文解説授業(2)

昨日に引き続き先日行った「都立入試英語長文問題演習講座」より令和5年都立西高校の大問3の解説を行います。本日は内容一致問題を扱います。前回の記事をお読みでない方は先ずこちらをご覧下さい。 ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com それでは解説して…

都立西高校英語長文読解問題の解説授業を行いました!

10月より土曜日の11:00~12:00(Bコマ枠内)にて「都立入試英語長文問題演習講座」を行っています。都立志望者を集めて毎回大問1題を一緒にじっくりと読みながら都立高校入試英語問題を研究していく講座です。 記念すべき第1回は令和5年都立西高校の大問3…

英検・定期テスト直前「光速」学習法

今月末に2学期中間テストがあるという人も多いようで、今回は「定期テスト直前光速学習法」と銘打って、短時間で最高の効果を得られる効率の良い学習方法について書いてみます。 この方法は英検の直前対策において、特に語彙の補強にも効果的ですので、明日…

現在分詞と過去分詞の使い分け

昨日は「高校英語ゼミ」で分詞をテーマに授業を行いました。どんな話をしたか少し紹介します。 先ず分詞には現在分詞と過去分詞があります。 write(原形)を書く writing(現在分詞)を書いている(進行・能動) written(過去分詞)書かれる(受動)、書い…

単語単位で意味を考えることの重要性

教科書の英文の意味を「ふわっとかたまりで押さえている」と応用が利かない上に間違えやすいということは随所で述べています。例えば・・・ (a) How many deskes are there in this room? という英文の意味を聞いたときに 「この部屋にはいくつ机があります…

当たり前の浸透~吉田塾の教育理念~

前職の早稲田アカデミーでは塾講師の基本、社会人の常識、など学生アルバイトの時代を含めて約25年様々学ばせて頂きました。そんな早稲アカの「教育理念」は「本気でやる子を育てる。」。これは早稲田アカデミーが創業以来今も変わらぬ理念です。 www.waseda…

ニュートレジャー攻略法

New Treasure English Series (通称ニュートレジャー)という英語の教科書をご存じでしょうか?私立中学や一部の公立中学でも採択されているZ会が作った「検定外教科書」です。昔はProgress (プログレス)という教科書を使っている私立中学が多かったので…

単語の品詞による意味の違い

単語の意味はそれが使われている文脈や品詞により変わります。したがって英文を読んでいてある単語の意味が分からないという場合に①前後の文脈(=意味や話題のつながり)と②品詞を考慮しないといけません。具体的に考えてみましょう。 (a) We have been stu…