公立中はすでに期末が終わり、私立中も今週で終わるところが大半でしょう。
そんな中「期末の英語が平均点を切った!」「まだ中1なのに英語でつまずいた!」という人も多いでしょう。
実際ちょっと前までの公立中の1学期の英語のテストの平均点は・・・
中間テスト80点、期末テスト75点などというところが割と多かったのです。
が、最近は中間で60点、期末は40点台、などという学校もちらほら見聞します。
もちろんこれは新カリキュラムが第一義的な原因でしょう。小5から正式に科目としての英語がスタートして、中2で従来の中3内容がほぼほぼ終了。中3では従来高校で学ぶことになっていた完了進行形や仮定法、関係副詞などが登場します。
ですから、この内容をきちんと身に着けることができれば、中3までの教科書+過去問で英検準2級までは充分に合格できる素地が身に着きます。
ただし、この難しくなった「中学英語」をこのペースでマスターすることが旧カリキュラムよりも格段に難しくなったのも事実です。また並行して学校の授業内容もいわゆる「文法・訳読式」から「実践・発話式」に移行して、「習うより慣れろ」を前面に押し出した授業内容になっているようです。現在公立中で一般的な英語の授業の流れは以下のような感じです。
①本文の音源を聴く
②先生がざっと英文の意味を説明する
③本文を隣の人と役割分担して音読する
④本文の内容を隣の人に「リテリング」(=英語で要旨を説明する)する
ざっとこんな感じで多くの学校の授業が進んでいくようです。
結果
Where do you from?
I'm play soccer ever day.
Are you like Japan? - Yes, I do.
というような文法的に間違った英文を量産する生徒が続出しています。
さて、本題です。この夏、約40日かけてこの崩れてしまった「中学英語」の土台を作り直しましょう!やること自体ははそんなに難しくないですが、これを正しく継続するのはなかなか難しいと思います。ではいきます!
~中学英語復習法~
1. 用意するもの
①教科書
②辞書(紙でも電子辞書でもOK。ただしネットのは不可)
③新しいノート
④ルーズリーフ
2. やること
①教科書の最初にある文字とその発音(=フォニックス)を読む
*初日のみ
*画像は New Horizon 1(東京書籍)以下2枚も同様。
②教科書の最初のレッスンに入る前のページを隅々まで読む
*初日のみ
③教科書の本文をノートの左側に写す
*英語用ノートでない場合は間を一行空けます
④写した英文の意味を右側に書く
*この際なるべく「意訳」ではなく「直訳」で書く
英文 I am Tom Brown.
意訳 私の名前はトム・ブラウン。
直訳 私はトム・ブラウンです。
⑤本文の読み方を音源を聴いて確認する
⑥本文を音源を真似て音読する
⑦ノートの左側を隠し、右側の訳文を見て、ルーズリーフの上に、その英訳を書く
⑧書いた英訳が本文通りか教科書でチェックする
⑨間違えた部分の和訳に印(×・★など)をつける
⑩間違えた部分のみ再度英訳する
以上
この工程を1日1 Part やるだけです。目標は週に5パート。6週間で30パート。だいたいの教科書が1レッスン3パートで構成されているのでこれで10レッスン分、教科書1年分復習できることになります。
中1の方は1学期に進んだところまでをこの方法で繰り返せばよいでしょう。中2、中3の方は前学年の教科書+現学年の1学期分までやると良いでしょう。
また私立中や公立中高一貫校の方はNew Treasure という検定外教科書を使用しているところも多いでしょう。その場合本文に加えて Key Points もこのやり方で復習しましょう。
長い夏休み、こんなこと続けられない!という人は吉田塾に来て一緒にやりましょう!
*最後は塾の宣伝でした(笑)
See you next time!