昨日の授業中の話です。高2生が『アップグレード』を解いていました。
いわゆる「ネクステ系」の問題集です。
「ネクステ系」というのは「左側に文法語法四択問題などが並び、右側にその解説が載る頻出問題網羅的な問題集」のことで、それらの問題集はその元祖とも言える『ネクステージ英文法・語法問題』にちなんで「ネクステ系」と呼ばれているのです。
で、その「ネクステ系」の『アップグレード』を「中間テストの出題範囲なので」ということで解いていたA君のノートを見ると案の定直しが不十分でした。
間違えた問題(イメージ)
He has three sons. One is a doctor. ( ) are teachers.
① Another ② The other ③ Others ④ The others
A君が選んだ選択肢 ③
正解 ④
A君の直し the others は「その他の人」
さすがにこの直し方だと、力は付きません・・・。その理由は・・・
(1)自分が選んだ選択肢③がなぜ間違っているのかの指摘がない
(2)なぜ④が正解になるのかの説明がない
the others =その他の人、は良いとして、ではなぜ本問でそれが正解になるのか?A君の直し方ではそのプロセスが全く示されていません。ひょっとしたらA君は正解に至るプロセスを理解していて、面倒だから細かくは書いていないだけかもしれないので、その場でA君に「なぜ④が正解なのか説明してくれる?」と聞くとA君は「えええっと・・・」という感じでした。
正しい直し
( )の後に続く V(=述語動詞)が are なので( )内の主語は複数。よって③か④に絞られる。内容的に「3人いる息子の残り2人」という特定の存在なので the が付いた④が正解。
ここまで書かないと(あるいは理解していないと)英語力向上にはつながらないのです。最近はよく「ネクステを3周したんですが偏差値が上がらなくて・・・」というような相談を受けることが多いのですがA君と同じやり方では3周しようが10周しようが力はつかないのです。
以前も同じような話をしていますのでこちらも参考にして下さい。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
See you soon!