英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

吉田塾での学習方法と学習ツールについて

最近英語学習が乱れているというか崩れている人が見受けられるの今一度吉田塾での学習方法について確認しておきます

1. 授業

 吉田塾のメインは個別指導です個別指導が少人数であれ、大人数であれ集団授業と異なるのは生徒1人1人が異なる内容を学習するという点です。当たり前ですが集団授業はクラス人数が3人でも100人でも同じ内容を扱います

 一方個別指導は1対1であれ1対3であれ、指導内容は個々に異なります。その生徒に目標や現状に合わせて最適な内容を扱っていく点が定まったカリキュラムがある集団授業との大きな違いです

 さらに吉田塾では英語そのものを教えるだけでなく、英語の学び方を塾の授業中に訓練する点も集団授業や他の個別指導塾との大きな違いです。仮に英語の習得に必要な知識を授業で全て扱うということになると、当たり前ですが学校や予備校と同じように最低でも週に(1コマ50~90分として)5,6コマは必要です。しかし、英語だけでそれだけの時間数をかけるには時間的にも金銭的にも余裕がないはずです。(ちなみに多くの医学部予備校はこれを行うので授業料が年間で500万とか1,000万とか非常に高額になることがあります)

 週1コマか2コマで英語を大学入試や英検で成果を上げられるだけ伸ばすために一番大切なのは吉田塾の授業を通じて「正しい学習法を身に着けること」です。ですから吉田塾の授業ではその場で音読してもらったり、その場で英文を訳してもらったり、和文英訳をやってもらったりします。その過程や結果を指導者が直接見て、手順、考え方、知識などが正しく身についているかを確認し、直すべきところがあればその場で指摘するためです

 例えば文法の問題集を解いて答え合わせをするというそれだけの作業でもものすごく効果に差が出ます。

最低レベル

→ 赤シートで解答を隠して、頭の中で考えて、目視で答え合わせを行う。

最高レベル

→ 解答解説部分は完全に隠して、自分の答えはノートに書く。その後丸つけだけを行い、間違えた問題はなぜ正解の方が自分が選んだ(書いた)答えよりも良いのかを納得のいくまで調べ考える。自分なりの考えがまとまった後で解説と照らし合わせる。

 このような学習の手順が習慣化するにはある程度の時間がかかります。そしてこの「正しい手順」というものは音読であれ教科書の予習復習であれ明確に存在します。この英語学習における正しい手順」というものを授業を通じて身に着けてもらえれば生徒は自ずから伸びていきます

 

2. 自学課題

 概ね学期単位で写真のような学習教材とその学習方法、分量を決めます。前述したように授業で「英語学習における正しい手順」を学びそれに従って自学を進めることで英語力は伸びていきます。そして当然学習時間は「自学」>「授業」ということになりますのでここの質が英語力の伸び幅及びそのスピードを決めます。

 

3. 毎日音読

 吉田塾では月曜日から土曜日まで「音読」課題としています。音読のメリットは様々(リスニング力の向上・ボキャブラリー増強・読解スピードアップetc.)ありますがこれもまた手順や作法が大切です。この点についての詳細はこちらをお読み下さい。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

4. 毎日英作文

 こちらも毎日音読と同様に月曜日から土曜日までレベル別に毎日一題和文英訳が課されます。大学入試、特に私立大学の入試ではそれほど和文英訳は出題されませんが、英検のライティングの基礎であり会話の基礎でもあるのでアウトプットの機会として毎日英作文を取り入れています。英作文を行う場合のミスというのは多くの場合日本語と英語の言語上の特徴の差(冠詞の有無、単数複数の意識や語順の違いなど)が原因であることが多いのでこれを正すためには日々その差を意識しながら日本語→英語への変換を行い、その道筋を均しておくことが大切です。そしてここでもやはり手順や作法がものを言います。言うまでもありませんが「翻訳アプリ」の使用は禁止です。最近は悪気なくこのようなソフトやアプリを使う人が多いので毎日英作文の意義を理解して、手段と目的とを混同しないようにしましょう。

 

5. ブログ

 個別指導においては一人一人に異なった内容を指導するがゆえに、「全ての英語学習者にとって大切なこと」であっても「全ての学習者に伝える」ことがままならないこともあります。そこでブログをというメディアを使って日々の指導の中で気づいたこと、普遍的に大切なことをブログという形式で書いています。メッセージを伝えるメディア(=媒体・方法)には動画もありますが、あえてブログというテキスト形式を採用して生徒の皆さんに「文章を読む」という訓練をしてもらいたいとも考えています

 

6. 動画

 上記のようなこともあり最近では吉田塾のYouTubeチャンネルでは教科指導ではなく授業動画の一部をアップしています。「人の話を聞いて理解する」ことと「テキストを読んで理解する」こと、両方とも鍛えて行ければよいと考えています。

www.youtube.com

いかがでしたでしょうか?吉田塾で学ぶ際の仕組み、目的と意義を理解した上で日々の課題、授業に臨んで下さい。

See you next time!