今回は「英語学習十則」の最終回です。
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あらためて「英語の実力を上げるために欠かせないこと」であり、「『英語が苦手なんです』というほとんどの人がしていない、できていないこと」ばかりだと自画自賛しています(笑)
今回は其の十で、英作文に関するものです。
其の十 同じ内容を表す場合であっても、日本語と英語で主語と動詞の組み合わせが異なる場合も多々ある。従って「英語では主語と動詞の組み合わせはどうなるか?」と常に考えること。
前回其の九において次のようなルールを紹介しました。
其の九 日本文を英文に直すときは先ずその日本文の主語と述語が何であるかを考えて、その後それを英文の主語と(述語)動詞にして英文を組み立てていくこと。
日本文の主語と述語を考えて意味を捉えたとしてその内容を表す表現が日本語と英語とでズレることもままあります。次の日本文を考えてみましょう。
(a) 今度の日曜日に運動会があります。
この日本文の主語と述語を考えてみると・・・
(a) 今度の日曜日に運動会があります。
「運動会が」が主語で「あります」が述語ということになります。しかしこれをそのまま英語にして・・・
(a) Sports day exists
などとすると英語らしくないし、正しく意味が伝わりません。英語では次のように表現することが多いのです。
(a-1) We have a sports day this coming Sunday.
直訳)私たちは今度の日曜日に運動家を持ちます。
(a-2) The sports day will take place this coming Sunday.
直訳)運動会が今度の日曜日に起こります。
同様に・・・
(b) 我が家にはネコが二匹います。
という日本文も・・・
(b) 我が家にはネコが二匹います。
(b-1) Two cats are in my house.
とすると文法的には特に問題はないですが、英語のネイティヴでこのように話す人はいないでしょう。
(b-2) We have two cats in our house.
と言うのが普通でしょう。もちろんこのような英語を書くためには We have ~で「(催し物が)ある」とか「(ペットを)飼う」という意味になることを知らないといけません。そしてこのような知識は何によって培われるかというと「日々英文に触れること」によるのです。そうここで「英語十則」の其の一に回帰するのです!
其の一 短時間でも良いので毎日英語に触れること。
本ブログの「英語十則」シリーズを今一度読み返してみて下さい!
See you soon!