英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英語学習十則 英語力が上がる鉄則 其の七(英文解釈で最も大切なこと)

英語力が上がる鉄則「英語学習十則」。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

今回は其の七です。

其の七 英文を読むときは「最初に出てきた前置詞の付いていない名詞」を主語と考えて文の構造を読み取ろうとすること。

これは英文を読む上で本当に大事です。一番大事と言ってもいいかもしれません。英文(あるいは口頭で発せられた会話文でも)結局つきつめれば

「何が何だ」(be動詞文)

あるいは

「何がどうした」(一般動詞文)

その英文の中で最も重要な情報です。その最重要情報の1つが「主語」(=S)です。そのときに前提となる大切なルールが・・・

★主語になれるのは名詞(相当語句)だけである。

というものです。従って英文を読んでその主語を探すときには前述の・・・

「『最初に出てきた前置詞の付いていない名詞』を主語と考え」ることが大切なのです。その際に注意すべきことが一つあります。それは・・・

★前置詞の付いた名詞は主語(あるいは目的語)になれない。

というルールです。これは考えてみれば当然で・・・

★前置詞の付いた名詞は形容詞または副詞の働きをする。

というルールに基づきます。例を考えてみましょう。

(a) Look at the book on my desk

 私の机の上の本を見て下さい。

(a) の on my desk は名詞 the book を修飾しているので形容詞の働きをしています。

(b) He usually runs around Kyokyo.

 彼はたいてい皇居の周りを走っています。

(b) の around Kyokyo はruns という動詞を修飾しているので副詞の働きをしています。このように前置詞の付いた名詞は名詞相当語句ではないので主語になることはできません

(c) Among those people was the president of the company.

(c) の英文の意味を考えるときに、文の前方にあるからと言って people を主語だと考えることはできません。理由は先ほどから言っている通り people にはamong(~の中に/で)という前置詞がついてるからです。

そう考えると主語は「英語学習十則」其の七に従い「『最初に出てきた前置詞の付いていない名詞』を主語と考え」て the president (of the company) を主語と考えなければいけません。

(c) あれらの人々の中にその会社の社長がいました。

という意味になります。

いかがでしたでしょうか?今日から早速「英語学習十則」其の七に従って英文の主語を見つけてみみて下さい!

See you next time!