英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

中2のクラウン、Lesson 2 が異様に難しい・・・「不定詞の三用法」

 「難しい」「難し過ぎる」と話題になった現行教科書もはや4年目。今年高校に入学した生徒たちは中1からこの新課程だった初の生徒となるわけですが、その英語力を高校の先生方はどう感じているのでしょうか?

 ところで、今教科書のUnit2とかLesson2 辺りを塾の授業で予習している子が多いのですが、中2のクラウン(=New Crown English Series 2)のレッスン2異様に難しい・・・。1レッスンで不定詞の三用法(=名詞・形容詞・副詞)が一度に出てくるし、Read がとりわけ難しい。中には高校生用の英文解釈の問題集に出てきてもおかしくないような一文もあります・・・。実際に見てみましょう!

 

 Farmers use technology to do many things. For example, they use dlones to monitor crops and sensors to collect data twent-four hours a day.

 

 この2文目。難しいのが・・・

① to monitor / to collect という2つの不定詞は何用法か?

② twent-four hours a day は to monitor も修飾しているのか?それとも to collect だけか?

 

 いや、普通の中学生は初めて不定詞をきちんと習ってそこまで考えないかもしれませんが・・・。でも気になる子は気になるでしょうし・・・

 

 ちなみに私は①副詞用法② to collect だけ、と説明しました。ある生徒はこの部分を

例えば、彼らはドローンを使って作物を監視して、センサーを使ってデータを毎日24時間集めています。

 

 と和訳して「素晴らしい!」と思いつつもいわゆる「不定詞の副詞的用法の目的用法」(~するために)の意味とか訳出法もきちんと教えないと後々ライティングなどで不定詞がうまく使えなくなるのではないかとも思う訳です。

 

 (a)I went to Shibuya to do some shopping yesterday.

 

 訳例1 私は買い物をするために昨日渋谷へ行きました。

 訳例2 私は昨日渋谷へ行って買い物をしました。

 

 (a) のような英文を初めて見た生徒はナチュラルに訳例2のような和訳を書くことがかなり多いのです。個人的には不定詞の目的用法を教えた上で、訳出の工夫としてはアリだけど・・・と指導するようにしています。

皆さんの使っている教材でぜひこの辺り調べてみて下さい!

See you soon!