英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

中学生は習わないけど高校に入ったら習う英文法①

現行課程英語の教科書はそれ以前よりもだいぶ難しくなっているのですが、それでも高校に入るまで学校では教わらない事項がもちろんいくつかあります。今回はその点について説明します。

 

高校で初めて習う英文法

1.過去完了形と未来完了形

2.不定詞と動名詞の完了形

3.分詞構文

4.仮定法過去完了

5.関係代名詞 what, whose

6.関係副詞

7.SVO+分詞

 

1.過去完了形と未来完了形

 今の中学生は現在形現在進行形過去形過去進行形現在完了形現在完了進行形まで習います。

(a) He has been watching TV since this morning.(現在完了進行形)

 彼は朝からずっとテレビを見ています

 

 高校では過去完了形、過去完了進行形、未来完了形、未来完了進行形を習います。

(b) He had done his homework before he went out to Shibuya.(過去完了形)

 彼は渋谷へ出かける前に宿題を終えました。

(c) I will have lived in Tokyo for ten years this coming April.(未来完了形)

 4月には東京に10年住んでいることになります

 

2.不定詞と動名詞の完了形

 中学では不定to do(=to+動詞の原形)、動名詞doing(=動詞の原形+ing)という基本形のみ習います。

(d) I went to Ueno to see cherry blossoms.

 私は桜の花を見に上野に行きました。

(e) I enojyed seeing cherry blossoms.

 私は桜の花を見るのを楽しみました。

 

 高校ではそれぞれ完了形が出てきます。不定動名詞完了形(=have +過去分詞)にすることでV(=述語動詞)が表す時よりも前のことを表します。

(f) He seems to have been quite rich before.

 彼は以前はとても金持ちだったように思える

(g) He is proud of having been professional baseball player.

 彼はプロ野球選手だったことを誇りにしている

 

3.分詞構文

 中学では現在分詞過去分詞形容詞と同じように名詞を修飾する用法を学びます。

(h) The girl talking to Ken is my sisiter.

 ケンと話している女の子は僕の妹です。

 

 高校では分詞が作るまとまり(=句)が主節を修飾する用法である分詞構文を学びます。

(i) Talking to her friends, she didn't noticed me.

 友達と話していて、彼女は私に気づかなかった。

 

4.仮定法過去完了

 中学校では動詞部分が過去形となる仮定法過去を学びます。仮定法過去現在の事実に反する願望や仮定を表すのに用いられます。

(j) I wish Kasumi were on our team.

 カスミが私たちのチームにいればいいのに。

 

 一方で、高校で習う仮定法過去完了過去の事実とは異なる願望や仮定を表します。

(k) I wish Kasumi had played in the game yesterday.

 カスミが昨日の試合に出てたらよかったのに。

 

長くなってきたので続きは次回に回します!

See you next time!