英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

高校生のテスト対策~論理表現編~

 先日高校生の定期試験対策として「高校生のテスト対策~コミュ英編~」という記事を書きました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 

 今回は「論理表現編」です。「論理表現」ってもはやその名称に「英語」の「」の字も入っていませんが学習内容的には「英文法」「英作文」「英会話」が入った感じです。進学校では専ら「文法」と「作文」に特化している印象です。

下のリンクは三省堂『My Way Logic and Expression』の紙面の特徴説明です。

https://tb.sanseido-publ.co.jp/wp-sanseido/wp-content/uploads/2024/03/myway-LE_pamph_2024.pdf

 

 さてこのつかみどころのない教科定期テスト対策はどうしましょうか?

 

 論理表現のテスト対策

1.その課の文法ポイントを意識する

 当たり前の話ですが、テスト範囲になっている各課の文法ポイント把握しましょう。例えば先ほどのリンク先の『My Way Logic and Expression Ⅰ』のLesson 5 の文法テーマは「助動詞」です。

 学校から「総合英語」本(=分厚い文法書)が配付されている場合はその文法書の助動詞の範囲もざっと目を通しておくと良いでしょう。ちなみに「総合英語」とはこんな感じの本です。

books.rakuten.co.jp

 

books.rakuten.co.jp

 

item.rakuten.co.jp

 

 いかがでしょうか?おそらくどこのご家庭にもこの手の本が1冊はあるはずです。これらの「総合英語」は大変有用なのですが、残念なことにほとんどの高校生がこれらの本を開かずに受験を終えてしまいます。「いやあ、文字が多くて読むのが大変で・・・」という人も多いのですが、これしきの文字が読めずしてどうして難関大学の入試問題合格点が取れるでしょうか?

 「本を読んで理解できるようになる訓練能力は、受験のみならず今後の皆さんの人生においてもとても大切です。良い機会ですから、この機会にれらの「文法書」に真正面から取り組んでみると良いと思います。

 

2.問題を解く

 これも当たり前ですが、テキストやワークの問題は全て解きましょう。その際できれば(学校の先生に直接書き込むように指示されていなければ)解答はノートに書き何度も練習できるようにしましょう。

 また間違えた問題は(場合によっては合っていた問題も)単に正解を写すにとどまらず、なぜそれが正解になるのか、そのプロセスをきちんと説明できるようにすることが大切です。「正解の丸暗記」は定期テストでは効き目があるかもしれませんが、模試や入試では役に立たないので「定期テストではまあまあ点が取れるけど実力テストや外部模試はいまいち」という人はこの点もできているか自分のやり方を見直してみましょう。

 

3.例文の和訳を英訳できるようにする

 「コミュ英」の教科書に出てくる長文はいわば「受信用」で「読んで意味が分かるようになること」が大切です。一方で「論表」に出てくる英語は「発信用」で「話せたり正しく書けたりすること」が必要となります。

 先ほどの『My Way Logic and Expression Ⅰ』では Useful Expressions とか Examples 例文は書けるようにしておくことが大切です。そしてこれは定期対策に留まらず、英検や入試でのライティングにも活きてきます。

 実はこの例文を元に定期テスト空所補充問題語句整序問題が作られることも多いので、例文を書けるようにしておくことは定期テスト対策としてももちろん有効なのです。

 

4.ネクステ型問題集を正しく解く・直す

 「論表」の教材として教科書だけでなくいわゆる「ネクステ系」問題集を試験範囲に含めているところも進学校を中心多くなっています。「ネクステ系」問題集を使った学習方法については何度か記事にしていますのでこれらを参考にして下さい。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 

 もちろん他教科とのバランスもあり、上記の各項目を完璧にテスト前に行うことは難しいかもしれませんが「正しい状態が何なのか」を知っておくことはとても大切です。優先順位をつけるのは構わないので、上記1~4までの中でできることをしっかりとやっていきましょう!

 

 See you next time!