英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英文を左から右に読む技法 関係詞と分詞構文のさばき方

英文を読む際にいわゆる「返り読み」をしていると一文が非常に長い場合やリスニングの際にどうにもならなくなることが多いです。

もちろんこれは英語と日本語の語順の差に依拠するものなのでなれるのがなかなか難しいのですが、いくつかコツはあります。今回はその中でも「関係詞節」と「分詞構文」について読み方のコツを伝授します

1. 関係詞節の読み方

関係詞節が出てきたときに関係代名詞をただの代名詞に、関係副詞はただの副詞として読み下します

 

例1 関係代名詞節

① I met a man whose name I had never heard before.

→ I met a man / his name I had never heard before.
  私はある男に会った/彼の名を私はそれまで聞いたことが無かった。

The boy who called my name was a strager to me.

→ The boy / he called my name / was a strager to me.

  その少年彼は私の名前を呼んだ(のだが)/私の見知らぬ人だった

③ There were a lot of people at the party, most of whom I had seen only on television.
→ There were a lot of people at the party, / most of them I had seen only on television.

  そのパーティーにはたくさんの人がいた/彼らのほとんどはテレビでしか見たことが無かった

こつは関係代名詞を直前の名詞(=先行詞)の性別、単数複数に合わせて代名詞化することです。

a man whose name → a man his name

the boy who → the boy he

a lot of people, most of whom → a lot of people,  most of them

 

例2 関係副詞

① We arrived at a city where we stayed for a week.

→ We arrived at a city / there we stayed for a week.

  私たちはある町に着いた/そこに1週間滞在した。

The time will come when we can move freely in the air.

→ The time will come / then we can move freely in the air.

  その時がくるだろう/そのときに私たちは自由に空中を移動できる

こつは関係副詞を直前の名詞(=先行詞)の意味に合わせて副詞(句)化することです。

 

2. 分詞構文の読み方

分詞構文(=SOになっていないingが導く句並びにCになっていない過去分詞が導く句)の部分を、主節の前に置かれていれば「~して」後ろに置かれていれば「そして~する」(←時制は主節の時制に合わせる)と言考えること。

例1 主節の前にある分詞構文

Bored with his speech, / most of the participants bgan to dose.

彼のスピーチに飽き飽きして/参加者の大半はうとうとし始めた

 

例2 主節の後ろにある分詞構文

① He continued his study, / working as a middle school teacher.

 彼は彼の研究をつづけた/そして中学校の教員として働いた

② Each member studies alone, / forming one group to cooperate with each other. 

 各メンバーは一人で研究している/そして互いに協力するために一つのグループを形成している

 

いかがでしょうか?関係詞や分詞構文に遭遇したときにそこで立ち止まったり戻ったりせずに、左から右に読み流せるようになると読むスピードがぐっと速くなります!

See you next time!