英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

後置修飾ドリル② 関係代名詞(主格)

昨日のブログで「後置修飾ドリル① 関係代名詞と接触節」なるものを書きました。授業でも早速プリント形式に加工したものを使ってもらいましたがなかなか好評でした!

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

昨日はある英文の目的語が関係代名詞になり前にある名詞を修飾するパターン目的格の関係代名詞を含む表現)をドリル形式で学んでもらいました。今回は「ある英文の主語が関係代名詞になり直前の名詞を修飾する形式(主格の関係代名詞を含む表現)を学んでもらいます。

 

「関係代名詞ドリル(主格)」(英語→日本語)

例)the book that [which] is famous in Japan

直訳)その本、それは日本で有名です

意訳)日本で有名な(その)本

注1 that は which で置き換え可能。どちらを使っても直前の the book を指す「関係代名詞」。that 以下の節(=SVを含む句)のS(=主語)になっているので主格と呼ばれます。意味や働きはここでは同じです。

注2 上の英語は大文字で始まっておらず、ピリオドもないので「」ではなく、「文の中の一部」を取り出したものです。

注3 上の英語は下線部が前の名詞を修飾している大きな名詞のかたまりです。

 

問 例に習って以下の英語を日本語に直しなさい。その際英語の下線部に相当する日本語部分に下線を引きなさい。

1. the house that [which] is in front of our school

直訳)

意訳)

 


2. the Japanese movie that [which] is popular all over the world

直訳)

意訳)

 


3. the animal that [which] is common in East Asia

直訳)

意訳)

 


4. the boy that [who] can speak three languages

注 直前の名詞が人の場合関係代名詞は who も使えます。

直訳)

意訳)

 


5. the girl that [who] has long brown hair

直訳)

意訳)

 


さてここまで正しく意味が取れたでしょうか?

今度は逆の作業(日本語→英語)をしてみましょう!

 

「関係代名詞ドリル(主格)」(日本語→英語)

意訳)日本で有名な(その)本

直訳)その本、それは日本で有名です

例)the book that [which] is famous in Japan

 

問 例に習って以下の日本語を英語に直しなさい。その際に日本語の下線部に相当する英語部分に下線を引きなさい。

 

1. 意訳)私たちの学校の前にある(その)家

   直訳)その家、それは私たちの学校の前にある

   英語)

2. 意訳)世界中で人気がある(その)日本の映画

   直訳)その映画、それは世界中で人気がある

   英語)

 

3. 意訳)東アジアで一般的な(その)動物

   直訳)その動物、それは東アジアで一般的です

   英語)

 

4. 意訳)三つの言語を話せる(その)少年

   直訳)その少年、彼は三つの言語を話します

   英語)

 

5. 意訳)長くて茶色の髪を持つ(その)女の子

   直訳)その女の子、彼女は長くて茶色の髪を持つ

   英語)

 

ところで目的格の関係代名詞と主格の関係代名詞との大きな違い主格の関係代名詞は(原則として)省略されない、という点です。次の例を見て下さい。

 

(a-1) the boy  that you met last night 〇

(a-2) the boy that you met last night 〇

*意味はどちらも「あなたが昨夜あった少年」

(b-1) the boy that is famous in Japan 〇

*意味は「日本で有名な少年」

(b-2) the boy that is famous in Japan ×

*that を取ると「その少年は日本で有名です」と違う意味になってしまいます。

 

目的格よりも主格の関係代名詞を含む英文の意味を取りにくいと感じる生徒が多いように思います。「関係代名詞は苦手だ」という人はこのドリルを使ってしっかりと練習してみて下さい。

See you soon!