英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

文法問題集をノートにやるときのノートの使い方と直しのやり方

前回は高校生がやることが多い「ネクステ系」の問題集を使った学習法について説明しました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

今回は中学生がやることが多い「新中問系」の文法問題集の使い方について説明します。「新中問」(シンチュウモン)の正式名称は『新中学問題集』で一般の書店では売られていないいわゆる塾専用教材のベストセラーです。近年では私立中学の通年教材や長期休暇時の宿題冊子などとしてもその抜粋版が使われたりしています。

www.kyo-kai.co.jp

 

教科書が『ニュートレジャー』だという人はニュートレジャーの『文法問題集』をイメージしてもらうと良いでしょう。

さて、そのような「新中問系」の問題集を使って学習を進める際の注意点を書きます。

①解答はノートに書く
学校によってはテキストに直接書き込むように指示しているところもあるようですが、特に指示がない場合は必ず解答はノートに書いて、何度も解くことができるようにしましょう。

 

②丸つけは1,2ページ毎に行う

丸つけをしないでどんどん進める生徒がよくいるのですが、丸つけはこまめに行いましょう。理由は簡単で大問1で間違えた状態で大問2、大問3と進めば同じ知識を問う問題が出てくればその都度間違えることになります。

一方都度都度こまめに丸つけを行えば自分が知らなかったり、間違って覚えていた事柄を修正してから先に進むことができます。さらにその状態で大問2、大問3へと進めばその知識を定着させることができます。

 

③直しは正解の解説を書くのではなく正解に至るプロセスを書くようにする

例えば次の問題で doesn't を選び間違えたとします。

問 空所内から適語を選べ。

 Kate ( don't / doesn't / isn't / aren't ) from the UK.

答え doesn't(×)

そのときにノートに赤で isn't とだけ書く生徒がほとんどなのです。これでは学力は上がりません

答え doesn't isn't

 

ではノートには何を書くのか?それは正解に至るプロセス、あるいはなぜそれが正解と言えるのかの説明を書くことが大切なのです。例えば上記の問題であれば・・・

don't や doesn't を選ぶと完成した英文の中に(述語)動詞がない文になってしまう。よって isn't と aren't から選び、主語がKate と三人称なので正解は isn't 。

このように直しをしないといくら問題集を「回し」ても力は思うように上がっていかないものです。その他細かい点も含めてノート例を書いてみましたので参考にして下さい。

See you soon!