英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

間違い直しの例 文法問題編、英検教材編 「手段の目的化」は悪手(あくしゅ)

先日のブログで文法問題集の直し方について書きました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

今日もその続きです。まず文法問題集新中問実完問文問など)の直し方です。

問1 次の英文を「~ですか」という意味の疑問文に書き換えなさい。

  He likes Japanese anime songs.

答案 Does he likes Japanese anime songs?

 

さてこの直しをする際に以下のように「正解を写すだけ」ではダメという話でした。

ダメな直し方 Does he likes Japanese anime songs?

           like

良い直し方  Does he likes Japanese anime songs?

           like

       does をつけたので後ろの動詞は原形(=辞書の見だしの形)に戻す。

 

なぜ自分の書いた答えではダメなのか?その根拠となるルールや語句の意味などを必ず言語化して、自分の目に焼き付けておきましょう!

 

英検の4択問題もやり方は同じです。

問2 以下の会話文の( )内に入れるのにふさわしい選択肢を選びなさい。

A Can I talk to Kei?

B Sorry, she is out now.  (        ) ?

A No thanks. I'll call back later.

B Ok. Bye!

① Can I leave a message ② Can you call back

③ Can I take a message  ④ Can you came

 

答案 ①

ダメな直し方 ③メッセージを預かりましょうか

 

良い直し方 ③メッセージを預かりましょうか( take は~を取る)

      ×① メッセージを残せますか( leave は~を残す)

      メッセージを残すのは電話を掛けた方。Bは受けた方なので×

     *②④についても意味が分からなかった場合は訳を調べて書いておくこと。

 

これまでも授業中を含めて色々な機会に同じことを言っていますが、どうしても「宿題を終わらせること」「先に進めること」自体が目的になってしまうと本来の目的である「英語力を向上させること」が実現されにくくなります。いわゆる「手段と目的の混同」とか「手段の目的化」というやつです。

「いやいやそんなことは分ってますよ!」という人は最近の自分の学習方法を確認してみましょう!本当に「英語力を向上させる」ような学習方法でしたか?

 

See you soon!