英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英文には動詞がないといけません!

昨日中1の塾生がこんな問題を解いていました。

問 (  )内から適切なものを選びなさい。

Ken ( don't / isn't / doesn't / aren't )from Osaka.

そして彼はこれを選びました。

(a)  Ken doesn't from Osaka.(×)

さてこの英文は何がいけないのか?

そうです。doesn't があるのにその後ろに動詞の(原形)がないのです!これは大問題です。英文においては主語がない文(=命令文)はあっても述語動詞(=述語となる動詞)の無い文は存在しないからです。

*挨拶(Hi! / Good evening. など)や感嘆( Wow! / Oh my goodness! など)の表現は除きます。

従って正解は

(b) Ken isn't from Osaka.

となります。もちろんそんなことは彼も知っていたのでしょうが、同じような問題がバラバラと出てくるとこのような「問題のある英文」をうっかり見過ごしてしまうのかもしれません。

(c) Ken doesn't speak Japanese.

(d) Ken playing the piano.

(e) Ken isn't a colleg student.

(f) Ken doesn't tall.

みたいに並べられると「あれ?全部正しいくない?」と思う気持ちも分かります。

が、そこで考えましょう!

★英語には述語動詞の無い文は存在しない!

という大原則を。

(c) Ken doesn't speak Japanese.(〇)

(d) Ken playing the piano.(×)

(e) Ken isn't a colleg student.(〇)

(f) Ken doesn't tall.(×)

(d) と(f) には述語動詞 がないのです。「 playing は動詞じゃないんですか?」と思う人もいるかもしれませんが、playingのような動詞のing形(動名詞と現在分詞)はそれだけでは述語動詞になれないのです。

(d') Ken is playing the piano.
(f') Ken isn't tall.

とそれぞれ述語となる動詞を入れると正しい英文になります。

いかがでしたでしょうか?述語動詞の無い英文を書いてっしまう人は高校生であっても意外と多いのです。注意しましょう!

See you next time!