今回は「中学生は習わないけど高校に入ったら習う英文法②」です。
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5.関係代名詞 what, whose
中学校では関係代名詞 who, which, that を学びます。関係代名詞はその名の通り代名詞が節と節とを結ぶ(=関係づける)接続詞の働きを持つようになったイメージです。中学校では主格と目的格のみ教科書に出てきます。
(a) This is the song which I first heard when I was a little boy.
これは私が小さな少年だったころに(それを)初めて聞いた曲です。
高校では所有格が関係代名詞になった whose を学びます。
(b) This is the song whose title I always forget.
これは私が(その)曲名をいつも忘れてしまう曲です。
また、先行詞を含んだ関係代名詞 what も学びます。
(c) This song is what I have long wanted to listen to.
この曲は私が長い間聞きたかったものです。
6.関係副詞
さらには副詞と接続詞の働きを兼ねる関係副詞も高校では学びます。
(d) This is the city where I have long wanted to go.
これは私がずっと(そこに)行ってみたかった町です。
7.SVO+分詞
中学校ではSVOC(=名詞/形容詞)の形を学びます。「第5文型」というやつです。
(e) He always makes me happy.
彼はいつも私を楽しい気分にさせてくれます。
高校ではこのCの位置に分詞が置かれる文を学びます。
(f) He kept the water running while washing his car.
彼は車を洗っている間に水を出しっぱなしにしていた。
(g) She always keeps that window closed.
彼女はいつもあのドアを閉めて(=閉められた状態にして)おきます。
細かい事項も入れるともちろんまだまだありますが主要な文法事項だとこんなものでしょう。2回にわたりこの「中学生は習わないけど高校に入ったら習う英文法」について紹介してきましたが、何が言いたかったのかというと・・・
英文法の根幹は中学英文法であり、それを正しく理解していれば、高校で学ぶ英文法はその延長線上の割と近いところにある。
ということです。ですから新高校1年生はこの春休み中に、先ずは中学校で習った英文法をちゃんと復習しておきましょう!
See you next time!