皆さんは「仮面浪人」という言葉を聞いたことがありますか？「仮面浪人」とは第一志望以外の大学に在籍しつつもう1年志望校合格を目指している受験生のことです。
仮面浪人するメリットとしては受験に失敗した場合も通っている大学の籍はあるので翌年度に進学する大学が担保されているということでしょう。一方でデメリットとしては大学の授業との兼ね合いで受験勉強に注力できず、学力を伸ばしにくい、ということが挙げられます。
昨夜のこと。最後の授業が終わるころになって吉田塾の公式LINEにOさんから連絡が入りました。曰く「慶應の医学部の補欠が繰り上がって4月から慶應に通うことになりました！」と。これには驚きました！慶應義塾大学の医学部と言えば東大理科Ⅲ類（≒東大医学部）の次に難しい大学で東大の理科Ⅰ類やⅡ類に勝るとも劣らない難関なのです。
彼女は（たぶん）中2から1浪目まで吉田塾に通い、昨年の1浪時には東大や慶應医学部など最難関医学部を中心に受験して、日本医科大学医学部の補欠まで行きましたが、最終的に繰り上がらず、ご家庭の方針もあり2浪はできないということである大学へ進学しました。もちろんその時点で「仮面浪人して来年再度東大を目指します！」という話は聞いていました。しかし、前述のように仮面浪人で成功する人を正直あまり見たり聞いたりすることが無いので、彼女には頑張って欲しいと思いつつも「厳しいだろうな」という見方をしていました。
あれから1年。まさか天下の慶應医学部に彼女が合格するとは・・・。受験生を指導して30余年。毎年のように自分の経験測を軽々と超えていく生徒に出会います。そしてその度に生徒のもつポテンシャルは未知数であり、彼らのチャレンジを軽々しく否定してはいけないとの自戒の念を強めます。
Oさん
🌸慶應義塾大学医学部合格並びに進学本当におめでとうございます！
