英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

中3対象「集団・オンライン or 対面 難関高校受験英語ゼミ」開講します!

 実は今年新しい試みとして、埼玉県新座市にある「くろめ学習塾」の(イケメン)横田先生2024年4月に立ち上げた「早慶MARCH附属高校受験専門塾ELVU(エルヴァ)ひばりが丘校」という塾の顧問並びに英語特別講師を拝命することになりました。

 

くろめ学習塾横田先生

講師紹介 – くろめ学習塾

 

早慶MARCH附属高校受験専門塾ELVU(エルヴァ)ひばりが丘校

elvu.jpy

 

 横田先生とは某塾経営者のコミュニティーで知り合いになり、個人塾としては珍しく「私立難関大学附属高校受験」に力を入れている塾ということで意気投合し、エルヴァ設立にあたり顧問及び英語特別講師として参画させて頂くことになりました。

 もちろんこの4月に開校した塾ですからエルヴァとしての進学実績はないのですが、横田先生が主宰する「くろめ学習塾」、吉田塾としての進学実績は小規模の個人塾としてはそれなりのものがあるのではないかと自負しております。

 

くろめ学習塾 2024年進学実績(合格ではなく)

立教新座 立教新座 立教新座

中央大杉並 中央大杉並 中央大杉並

川越女子 川越女子 所沢北

西武文理 錦城 和光国際

明治学院東村山 明治学院東村山 明治学院東村山

狭山ヶ丘 狭山ヶ丘 山村学園

清瀬 所沢西 西武台

芸術総合 朝霞西

 

吉田塾 2024年進学実績(合格ではなく)

都立日比谷、都立戸山

都立産業技術高専

青山学院高校、法政国際高校

國學院高校國學院高校

*2022年に筑波大附属、慶應女子、2023年には慶應義塾も進学実績あり

 

この2塾に加えて早慶附属高校受験のスペシャリスト(元首都圏大手進学塾数学科責任者として開成高校対策特別クラス慶應女子対策特別クラスなどを担当)であり『月刊高校への数学』の執筆者の一人でもある秋田洋和先生数学科顧問としてエルヴァに参画しています。

秋田先生

www.akita-hirokazu.com

 

 私のエルヴァでの最初の授業今週4/13(土)に開校する難関高校受験者を対象とする「難関高校受験英語ゼミ」です。この講座は毎週土曜日、19:00~20:00質疑応答を交えた集団授業形式で行われ1学期高校受験に必要な英文法理論を扱い、2学期からは長文読解及び入試問題を使った演習に入る予定です。早慶MARCH 附属高校のみならず都立自校作成問題校日比谷、西、戸山、新宿等)の志望者の方も大歓迎です。

 受講希望の方エルヴァくろめ学習塾吉田塾、のいずれかにお問合せ下さい。なおこの講座はオンラインでの受講も可能です。「ひばりが丘ってどこ?」「遠くて通えない!」という方はぜひオンラインでご参加下さい。

See next time!

 

 

自動詞か他動詞か?違いは?見極めの方法は?

 先日新高1のある生徒が「自動詞と他動詞について教えてほしい」と公式LINEでお願いされました。
吉田塾塾生はLINEでの質問は24時間無制限でOKなのです。

 

 多くの高校で最初に「品詞と文型」をやるのですが、多くの生徒が悩むところです。「自動詞」とか「他動詞」という漢字の語感から・・・

自動詞 主語が自分で動くことを表す動詞(×

他動詞 他人から何かされることを表す動詞(×

みたいに捉えている人は実際多くて、そうなると「他動詞」を「受動態」と混同している人もいたりします。

 

 ではどうすればいいのか?一旦日本語(国文法)における自動詞とか他動詞の話は忘れましょう!英語の自動詞・他動詞は意味(だけでは)では決められなにのです。少し例を見てみましょう。

(a) He looked at the pichture on the wall.

 彼は壁に掛かっている写真を見た

(b) He watched the gave on TV.

 彼はテレビでその試合を見た

この lookedwatched も「(を)見た」という意味です。しかしながら look は自動詞で watch は他動詞です。もう少し見てみましょう。

 

(c) They talked about the matter.

 彼らはその問題について話し合った。

(d) They discussed the matter.

 彼らはその問題について話し合った。

 この2つの英文は全体の意味はほぼ同じですが、この talked は自動詞で、discuss は他動詞です。(a) ~ (d) の英文を見てもわかる通り、英語の自動詞と他動詞をその意味から推定するのは不可能です。自動詞か他動詞かというのはあくまでも文構造上の分類だからです。

自動詞 目的語を取らない動詞

他動詞 目的語を取る動詞

と考えればよいでしょう。ではある動詞が目的語を取るか、あるいはある英文に目的語があるかどうかはどうすれば分るのでしょうか?

 

(a) He looked at the pichture on the wall.

この英文のように動詞と名詞の間に前置詞が入っていればその前置詞は直後の名詞と結びつきその名詞は目的語にはなれません。したがって「主語(=名詞)+動詞+前置詞+名詞」という語の並びだとその動詞は自動詞ということになります。では「主語(=名詞)+動詞+名詞」という並びのときはどうでしょうか?

 

主語+動詞+名詞・・・という並びがあったときに

動詞に後続する名詞が主語の説明になっている → 名詞=補語

動詞に後続する名詞が主語の説明になっていない → 名詞=目的語

と考えればよいでしょう。

(e) He became a doctor.

 彼は医者になった。

(f) He married a doctor.

 彼は言社と結婚した。

この2つの英文はどちらも語の並びは「主語(=名詞)+動詞+名詞」で同じですが、(e) の a doctor は主語を説明している補語であるのに対して、(f) の a doctor は彼を説明しているわけではないので目的語です。

 

他にも次の英文のようなややこしい例があります。

(g) He gave up his dream to be a teacher.

 彼は教師になるという夢をあきらめた。

上の英文では一見すると「主語(=名詞)+動詞+前置詞+名詞」という並びになっていてこの gave は自動詞と考える人が多いのですが実際は「主語(=名詞)+動詞+副詞+名詞」となっており、副詞は文構造に影響を与えないので、 gave は他動詞、ということになります。(このケースは難しいのでまた別の機会に詳しく触れようかと思います)

 いかがでしたでしょうか?必ず手持ちの教材で自動詞か他動詞かの判別のやり方を練習しておきましょう。

See you next time!

 

 

 

吉田塾のオンラインコースについて今一度説明します!

 最近にわかにお問合せが増えているのが先日もご紹介した「オンライン完結英検特化型コース」です。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 こちら「英検」と銘打ってはいますが「英検」合格に必要な英語力「大学受験」合格に必要な英語力というものにそもそもそんなに違いがあるわけでもないので「英検特化型」と言いつつも中高生であれば日々の学校での授業や課題とリンクすることになりますし、英検合格を目指して養成した英語力大学受験において大きな効果を発揮するのは言うまでもありません。

 要するに「英検特化型」とはいうものの「学校の英語や受験の英語にもちゃんと対応しています」と言いたいわけです。実は吉田塾の授業オンラインで受講するには3つの方法があります。

 

パターン1 通常授業をオンラインで受講する

 これはコロナ禍の際に導入したのですが、zoomとLINEを使って通常の個別指導を行う形式です。普段は通塾している方でも「少し熱っぽい」とか「今日は豪雨なので」という理由でその日だけオンラインで受講することも可能です。

 もちろん遠方の方でオンライン受講以外に受講できないという方もいらっしゃいます。昨年は石川県静岡県の方がいらっしゃいまし。そこまで遠方でなくとも「夜遅い時間に池袋や渋谷から帰るのは心配」という理由でオンラインを選ばれる方もいらっしゃいます。

 

パターン2 オンライン完結英検特化型コース

 こちらはそもそも「授業」が無く①時期と目的に応じた教材選定(=学習ルート策定)、②毎日シリーズ③LINEによる質問対応、と「オンライン」で「完結」する仕組みです。(中学生でもOKですが)高校生以上で、ある程度自律/自立して学習できる方にはリーズナブルで効果が高い仕組みだと思います。

 

パターン3 オンデマンド高校英語ゼミ

 こちらも先日紹介させて頂きましたが、昨年実施した「高校英語ゼミ」の収録動画を観て頂き、それに対する質問をLINEで受け付けるという仕組みです。高校英語、とりわけ「高校英文法」の概要を知り、本質的に理解したいという方にお勧めしています。実際の授業は質疑応答しながら進めるゼミ形式でしたが、この「質疑応答」の部分を「LINEによる質問応対」で置き換えた講座になります。授業を行っている講師が直接質問に返答するという大手さんでは類例がない講座です。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 

 いかがでしたでしょうか?「吉田塾は興味があるんだけど家から遠い」とか「今はまだオンラインで質問だけできればよい」とか「一気に高校英文法を学びたい」などという様々なニーズを満たす方法がありますので気になる方はぜひ一度ご相談下さい。

See you next time!

 

 

吉田塾ふじみ野校を見学しにエイメイ予備校ふじみ野駅前校へ行ってみた

そういえば、春期講習会真っただ中に「吉田塾ふじみ野校」を併設することになった「エイメイ予備校ふじみ野駅前校」へ行きました!責任者の二神先生とのこちらの対談動画撮影のためです。

youtu.be

エイメイ予備校ふじみ野駅前校」は東武東上線朝霞台~新河岸JR埼京線南古谷までのエリアに展開している学習塾エイメイグループ(エイメイ学院、明成個別、エイメイ予備校)大学受験部門です。

駅前校」とはよく言ったもので本当に駅前というか横にあるビルの2階に教室があり、当日は小雨が降っていましたが、傘をさす必要はありませんでした(笑)

英語指導吉田塾」開校のお知らせ。

私が訪問したのは20:30頃。見知らぬおじさんが入って来たというのに生徒達は顔色も変えず、黙々と自学を続けている。さすが「自学自伸」を教育理念としているだけのことはありますね。

エイメイ予備校は「予備校」とは言うものの一斉授業メインというわけではなく学習管理個別指導自立学習などを含めたハイブリッド指導をしている予備校です。(たぶん)

www.e-yobi.com

そんな「エイメイ予備校ふじみ野駅前校」の責任者で「吉田塾ふじみ野校」の講師兼責任者の二神先生はなかなかユニークな経歴をもった若者で吉田塾の看板を任せられる力のある指導者です。

www.tesol-teacher.work

3/1に爆誕(本当に突然決まったのです!)した「吉田塾ふじみ野校」は告知からひと月ほどで(どこから聞きつけたのか?)問合せが5件内入塾が3件と順調な滑り出しで、ふじみ野駅エリアでの本格的な英語塾のニーズが(予想通り)高いことを実感しています。

東武東上線志木~川越あたりで「良質な英語指導」をお求めの方はぜひお問合せ下さい。体験授業60分+カウンセリング30分が無料で受けられます。ちなみに吉田塾は体験授業と入塾した後と教える人間は同じですのでその点もご安心ください。

See you next !

 

 

前置詞+関係代名詞、名詞+前置詞+関係代名詞など「関係詞節はどこから始まるのか問題」について

 先日ブログで前置詞+関係代名詞について書きました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

 今回はこの続きです。前回「関係詞を含む英文は2つの文に分けて考えましょう」という話をしました。実はここにもう一つの関門があってそれは「主節と関係詞を含む従属節とをどこで、あるいはどうやって区切るか?」という問題です。具体的に見ていきましょう。

 

(a) This is the apartment / which I used to live in.

 これは私がかつて住んでいたマンションです。

 この英文のように関係詞が関係詞節(=従属節)の先頭にある場合は簡単です。関係詞の前までが主節で、関係詞以降が従属節です。しかしこの英文、全く同じ意味で次のように書かれることもあります。

 

(b) This is the apartment / in which I used to live.

 このような場合には関係詞は節の切れ目の指標にはなりません。もう少し違うケースも見てみましょう。

 

(c) This is the apartment / one of whose room I used to live in.

 これは私が住んでいた部屋があるマンションです。

 この英文の関係詞節(=従属節)の開始位置は one です。なので「2つの英文に分けなさい」と言われて

×This is the apartment one of / whose room I used to live in.

×This is the apartment one / of whose room I used to live in.

などとこれまでの経験則に引きずられて誤った位置で主節と従属節とを区切ってしまう人が続出します。

 

 では関係詞を含む英文をどこで区切ればよいのか?一つの答えは「主節が完成したところ」と言えそうです。(a)~(c) いずれの英文も "This is the apartment" とSVC がそろったところで英文が区切れます。したがって関係詞の位置によらず、「主節が完成したところが主節と関係詞節の区切り目」と言えそうです。では次英文を見て下さい。

 

(d) The apartment  / which I used to live in / has been rebuild.

 私が昔住んでいたマンションが立て直された。

 この英文では関係詞 which が関係詞節の始まりになっていますが、その前で主節が完成していないことは一目瞭然です。"the apartment" しかないので。この英文は主節のSVの間に関係詞節が挿入されているので主節は関係詞節の後方で再開されています。つまりこの英文を2文に分けると

第1文(=主節) The apartment has been rebuilt.

第2文(=従属節/関係詞節) I used to live in the apartment.
*2文に分けたときの関係詞節の関係詞は先行詞で置き換えます。

 

(e) The apartment  / in which I used to live / has been rebuilt.

(f) The apartment / one of whose room I used to live in / has been rebuilt.

 という訳で(d) ~ (f) のように主節のSVの間に関係詞節が割り込んでいる場合主節と関係詞節の区切りをどのように見つけたらよいでしょうか?

 

①主節の主語の後に動詞が現れず、関係詞節らしきものが始まったら、主節の主語の後で一度区切る

The apartment  / in which I used to・・・
The apartment / one of whose room I used to・・・

 

②その後関係詞節が完成した、あるいは関係詞節と無関係な動詞が出てきたらその動詞の前で再度区切る。

The apartment  / in which I used to live / has been rebuilt.
The apartment / one of whose room I used to live in / has been rebuilt.

 

いかがでしたでしょうか?こんな感じでお手持ちの教材で「関係詞の入った英文を2つの文に分ける」練習をしてみて下さい!

See you soon!

 

 

「英語は中学からで大丈夫」なのはなぜだろう?

 知り合いで、なんと出身大学と学部学科まで同じ上智大学文学部史学科卒静岡県河津町にあるオレンジ塾坂内(ばんない)先生が今朝こんなブログを公開していたので私が考えるところを少々述べさせて頂きます。

www.orangejuku.com

 

僕は中学の英文法について単元ごとのプリントを自作しているのですが、プリントの総数を数えたら60枚弱でした。1年から3年まで。一年は52週。ということは、毎週1単元(プリント1枚)ずつ進めば、一年ちょっとで中3までの内容は全部勉強し終わる、という理屈になります。

 

 なるほど、確かにそうですね。

弊塾で中1(でゼロの状態)からしっかり積み上げて力をつけた子たちを見ると、英語は中学からで大丈夫と自信をもって言えます。

 

 はい、私も「ほぼ」同じ考えです。ここで「ほぼ」と付け加えたのは「中1でゼロの状態」というのが現代の日本では考えられないからです。

 

 現代の日本では、あるいは日本語の中には英語があふれています。町中に、日常会話に、テレビやマンガに、いたるところい英語が存在しています。

少年ジャンプ

ワンピース(漫画タイトル)

アイドル(曲名)

BE-FIRST(バンド名)

スパイスカレー

エコ(ロジー

バイオ

スマートフォン

 

 結果的に、例えば1~10まで英語で「ワン・ツー・スリー・・・」と言える小学生はたくさんいるし、「ハロー」が「こんにちは」で「グッバイ」が「さようなら」と知らない小学生の方が珍しいでしょう。

 なにが言いたいかというと「中学1年生で英語の知識がゼロ」の生徒は現代日本には存在しないということです。なので、短期間に中学英文法を(習熟度は別として)学ぶことはもちろん可能ですし、人によっては、あるいはやり方によってはそれを高い習熟度で達成することも可能です。

 そしてこれらは全て日本で生まれ育った中1生中学入学前に「英語の予習」をしているからに外なりません。大学で第二外国語で挫折する人が多いのはこの「予習」がない状態だからでしょう。考えてもみて下さい。あなたが中学に入学したての1年生で英語ではなくロシア語を学ばなければならないとしたらどう思いますか?

 

ロシア語の・・・

文字 → 書けないし、読めない

簡単な挨拶 → 知らない

1~10までの数字 → 知らない

単語 → 知ってるのはボルシチだけ

 

 さすがにこの状況では中1の英語の教科書の内容を全てロシア語で置き換えたとしたら、たとえ文法理論だけでも、短期間で学ぶことは不可能でしょう。

 

 まとめます!中学の英語や英文法が比較的簡単で短期間で学べるのは中学生になるまでにすでに相当量の「英語の予習」をしているからであり、その意味でその「予習」の量を増やすのは大いに効果的である、ということが言いたかったわけです。

 

小学生の英語コース絶賛募集中です!(笑)

yoshidajyuku.com

 

なぜ吉田塾から毎年東大、京大、早慶上智大等、すごい合格実績が出るのか?エイメイ予備校二神先生との対談①

 以前このブログでも書きましたが2024年3月1日、「エイメイ予備校ふじみ野駅前校」に併設される形で「吉田塾ふじみ野校」が誕生しました。その告知を本ブログでしたところ即日お問合せが来て驚きました。以来今日(4/4)現在までにすでに5件ものお問合せを頂き、この春期講習会からふじみ野校で学習を始められている方もいらっしゃいます。

 さて、この度吉田塾ふじみ野校において「エイメイ予備校ふじみ野駅前校」校長で「吉田塾ふじみ野校」責任者である神大先生と「なぜ吉田塾から毎年東大、京大、早慶上智大等、すごい合格実績が出るのか?」というテーマで対談を行いました。

www.youtube.com

 今回は主に吉田塾の教育観、指導理念的などについて話しました。お手すきの際にぜひご覧下さい。

See you next time!