知り合いで、なんと出身大学と学部学科まで同じ上智大学文学部史学科卒で静岡県河津町にあるオレンジ塾の坂内(ばんない)先生が今朝こんなブログを公開していたので私が考えるところを少々述べさせて頂きます。
「僕は中学の英文法について単元ごとのプリントを自作しているのですが、プリントの総数を数えたら60枚弱でした。1年から3年まで。一年は52週。ということは、毎週1単元(プリント1枚)ずつ進めば、一年ちょっとで中3までの内容は全部勉強し終わる、という理屈になります。」
なるほど、確かにそうですね。
「弊塾で中1(でゼロの状態)からしっかり積み上げて力をつけた子たちを見ると、英語は中学からで大丈夫と自信をもって言えます。」
はい、私も「ほぼ」同じ考えです。ここで「ほぼ」と付け加えたのは「中1でゼロの状態」というのが現代の日本では考えられないからです。
現代の日本では、あるいは日本語の中には英語があふれています。町中に、日常会話に、テレビやマンガに、いたるところい英語が存在しています。
少年ジャンプ
ワンピース(漫画タイトル)
アイドル(曲名)
BE-FIRST(バンド名)
スパイスカレー
エコ(ロジー)
バイオ
結果的に、例えば1~10まで英語で「ワン・ツー・スリー・・・」と言える小学生はたくさんいるし、「ハロー」が「こんにちは」で「グッバイ」が「さようなら」と知らない小学生の方が珍しいでしょう。
なにが言いたいかというと「中学1年生で英語の知識がゼロ」の生徒は現代日本には存在しないということです。なので、短期間に中学英文法を(習熟度は別として)学ぶことはもちろん可能ですし、人によっては、あるいはやり方によってはそれを高い習熟度で達成することも可能です。
そしてこれらは全て日本で生まれ育った中1生は中学入学前に「英語の予習」をしているからに外なりません。大学で第二外国語で挫折する人が多いのはこの「予習」がない状態だからでしょう。考えてもみて下さい。あなたが中学に入学したての1年生で英語ではなくロシア語を学ばなければならないとしたらどう思いますか?
ロシア語の・・・
文字 → 書けないし、読めない
簡単な挨拶 → 知らない
1~10までの数字 → 知らない
単語 → 知ってるのはボルシチだけ
さすがにこの状況では中1の英語の教科書の内容を全てロシア語で置き換えたとしたら、たとえ文法理論だけでも、短期間で学ぶことは不可能でしょう。
まとめます!中学の英語や英文法が比較的簡単で短期間で学べるのは中学生になるまでにすでに相当量の「英語の予習」をしているからであり、その意味でその「予習」の量を増やすのは大いに効果的である、ということが言いたかったわけです。
小学生の英語コース、絶賛募集中です!(笑)