最近、つまり小学校の5,6年生で英語が教科となり、中学生の教科書が激ムズになってから、英文を「かたまりとして理解している」が「個々の単語の意味や役割はよく分からない」という生徒が激増している。(吉田塾調べ)
例えば…
You are from Australia!
を
「あなたの出身はオーストラリアなんだね。」
と理解する。それ自体は何の問題もない。しかし「are がどんな働きをしているのか?」(決して「は」ではない)や「 from の大元の意味は何か?」を知らずに、あるいは考えずに数年間の英語学習を行うのはかなりもったいない。
そこで、吉田塾では英語初学者には英文を「単語分解」してもらっている。素材はもちろん激ムズの新課程教科書(クラウンとかホライズンとか)。手順は簡単。
①本文をノートの左側に写す。
②その英文の和訳をノートの右側に書く。
(ここで、一旦講師がチェック)
③右側の和訳を単語に分解して、左側の英文の単語の下に書く。
これを行うことで…
①日本語と英語の語順の意識化
②日本語訳には現れない単語の意味の意識化
が可能になります。昨日もある生徒にこんな英文を訳してもらいました。
He is our new math teacher.
→ 彼が新しい数学の先生だよ。
と彼は訳しました。で、「単語分解」してもらうとour のところで詰まってしまいました。新中2生です。そこで、改めて辞書で our を調べてもらい、その後 I my me mine と一通り人称代名詞を板書してもらいました。
さて、教科書の1ページをこうやって「きちんと」理解した上で仕上げとして音読しましょう!もちろん音読の前にQR コードを使ってネイティブ音源を聴いて「正しい発音」や「正しい読み方」(強勢やイントネーションなど)を確認してから。
ここまでやれば「激ムズ教科書」は「最高の素材」に変わります。