英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

小学生の体験授業にて~できないところはだいたい一緒~

小学生で英検、4級とか3級に合格済みという子が体験に来たときにはいつも中1の教科書、New Crown とか New Horizon を教材にして授業を行います。やってもらうことはいつも同じで・・・

① 教科書の英文の音読

② 教科書の英文の和訳

③ ②で書いてもらった和訳の英訳

という手順で進めます。

① → できる

② → できる

③ → ぜんぜんできない

だいたいこんな感じです。たとえば New Cron 1 Lesson 1 Paart 1 にこんな英文が出てきます。

(a) Hi. I am Lucy Brown.

(b) I am from London.

(c) I live in Wakaba City.

この英文を和訳してもらうとだいたいこんな感じに訳す人が多いです。

(a) こんにちは。私の名前はルーシー・ブラウンです。

(b) 私の出身はロンドンです。

(c) 私は若葉市に住んでいます。

満点です。ただし後々問題になる点もあります。例えば (a) の英文には「名前」に相当する単語はありません。また主語は I であって「私の名前」でもありません。あとで英語に直す前提で考えると「私はルーシー・ブラウンです。」と訳したいところです。

同様に (b) も「私はロンドン出身です。」としたいところです。

上の日本語訳を見てそれを英語に直してもらうと、こんな英語を書く小学生が多いです。

(a) Hi. I am Lucy Brown. 〇

(b) I from London. ×

(c) I am live Wakaba City. ×

これは本当にこのように書くお子さんが多いので「嘘でしょう?」と思う人はお子様に上の英文を和訳→英訳してもらって下さい。(完璧に英訳できたらかなり力があるので褒めてあげて下さい)

(a) これはできますね。

(b) ここで be動詞を抜かす生徒は中学生にもたくさんいます。 am の意味を「~は」と考えている生徒が多いからです。

(c) am =~は、と考えていると無駄に am を入れるケースも多発しています。また前置詞(=in, on, at 等の語)を入れられない人も非常に目立ちます。

では解決策は?

それは普段から英文を読む際に「一語一語の意味を意識する」ことに他なりません。

(a) Hi. I  am  Lucy Brown.

     です

(b) I  am   from  London.

   です  ~出身

(c) I live  in  Wakaba City.

    ~に

こんな感じで単語の下にその意味を書いておくと良いでしょう。この辺りの話は以前ブログに書きましたのでこちらもご覧下さい。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

いかがでしたでしょうか?

See you soon!