英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

音読時の突っ込み

以前ブログで「授業のルーティーン」について書きました。今回は特に「音読時の突っ込み」について書いてみようかと思います。

以前も書きましたが、吉田塾の授業では生徒の皆さんに音読してもらうことが多いです。そしてその音読は基本的に準備をしてもらってから、その理解を確認する「予習型」あるいは「反転型」のスタイルを取ります。

生徒:Being tired can sometimes cause traffic accidents.
吉田:このbeing の品詞は?
生徒:え・・・
吉田:動名詞か現在分詞か?
生徒:動名詞
吉田:なぜ動名詞だと思った?
生徒:え・・・can の前にあるから
吉田:can の前にあるとどうしてbeing が動名詞だと言えるの?
生徒:主語になっているから。
吉田:なぜ主語になっていると動名詞と言えるの?
生徒:主語になれるのは名詞だけだから?
吉田:そう、名詞の働きをする語句だけだから、だね。

というように「ネチネチ」突っ込みを入れていきます。もちろん発音やイントネーションについても指摘しますが、それだけではなく文の構造や代名詞の指し示す語句、内容的な質問、など多方面から生徒の理解を試すことで、普段一人で読む際にもだんだんと「正しい読み」「深い読み」ができるようになります。