昨日の授業中「現在完了形と現在完了進行形の使い分けが不明!」という生徒に説明したことをここにも書いておきます。以前の記事で「現在完了形は名前を変えた方が良い」と書きましたが、そちらも読んでおいて下さい。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
さて本題です。「現在完了形と現在完了進行形の使い分けが不明!」という人はこの両者の違いが元となる動詞の種類の違いだということを理解していないのです。つまり・・・
現在完了形を「継続」(ずっと~している)の意味で使うときには・・・
動作動詞( read, study, workなど) → 現在完了進行形(have been doing )
状態動詞( know, live, be など) → 現在完了形( have done )
これだけです!では「動作動詞」と「状態動詞」とは何ぞや?ということになりますがこれは簡単に言うと「通常進行形にしない動詞=状態動詞」で、それ以外は「動作動詞」と考えておけばOKです。(代表的な「状態動詞」はお手持ちの「総合英語本」で確認しておきましょう)
別の角度から言うと・・・
動作動詞 → 完了形と完了進行形がある
状態動詞 → 完了形しかない
ということになります。ではなぜ動作動詞には完了形と完了進行形の2パターンあるかというと・・・
動作動詞の完了形 → 完了(すでに~した)
動作動詞の完了進行形 → 継続(ずっと~している)
と意味を使い分けるためです。ところが「状態動詞」にはこの「完了」の意味がそもそもなく「一度その状態になったらその状態が継続する」ので完了進行形にする必要がないのです。
状態動詞の完了形 → 継続(ずっと~している)
状態動詞の完了進行形 → ×(存在しない)
① She has already read the book.(彼女はその本をすでに読み終えた)【完了】
② She has been reading the book for hours.(彼女はその本を何時間も読んでいる)【継続】
③ She has known Ken for years.(彼女は何年も前からケンを知っています)【継続】
理解出来ましたか?
See you next time!