英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

結婚する/結婚している、を英語で

結婚する」「結婚している」という表現はなかなか難しくて高校3年生でも正確に理解している人は少ないのが現状です。

という訳で多少理屈っぽくなりますが、正確に理解して、正確に書けるようにしましょう!

まず理解することは・・・

marry は「他動詞」(=目的語を取る動詞)で「~と結婚する」です。

ポイントは「~と」の意味も marry の意味に含まれることです。

よって「ケンはマリと結婚した」は・・・

Ken married Mari. 

となり、× Ken married with Mari. とは言いません。

次に「結婚する」というのは「結婚式を挙げる」とか「入籍する」という意味なので「一度で完結して、継続できない」ということを押さえておきましょう!

(「ケンはマリとずっと結婚する」というと違和感ありませんか?)

よって「ケンはマリと結婚している」という意味にするには別の形を使います。

Ken is married to Mari.

~している」という「状態」を表すにには be動詞を使います。そしてこの married は「結婚して」という「形容詞」です。

さて、この married は形容詞なのですがもちろんもともとは marry という動詞の過去分詞です。ではなぜ過去分詞か?というと実はこのような使い方が marry にはあります。

He married Ken to Mari.(彼はケンをマリと結婚させた)

で、これを受動態にすると・・・・

Ken is married to Mari. (ケンはマリと結婚させられた→ケンはマリと結婚している)

という形になります。

ここまではOKですか?

もう少し進みます。

この be married to ~=~と結婚している、の be動詞を get(~になる)に変えて

get married to ~とすると「~と結婚する」という意味になります。

で、誰と結婚したかを特に明示しない場合は to ~を省略して

get married =結婚する、となります。

まとめます!

A marry B =AはBと結婚する

A is married ( to B ) =Aは ( B と ) 結婚している

A get married ( to B ) =Aは ( B と ) 結婚する

さてこの知識を使って次の文を英文にしてみましょう。

ケンはマリと結婚して10年になります

これを・・・

× Ken has married Mari for ten years.

とする人が多いのですがこれは間違いです。

というのは先ほど述べましたが marry は「結婚する」という「一回完結で継続できない」動詞だからです。よって継続の意味にするには・・・

〇 Ken has been married to Mari for ten years.

とします。

いかがでしたでしょうか?

See you next time!