英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

単語単位で意味を考えることの重要性

教科書の英文の意味を「ふわっとかたまりで押さえている」と応用が利かない上に間違えやすいということは随所で述べています。例えば・・・

(a) How many deskes are there in this room?

という英文の意味を聞いたときに

この部屋にはいくつ机がありますか?

と答えられた人は素晴らしいのですが、How many =いくつ、と脳内で変換してしまうのは少し問題です。というのも How many =いくつ、と覚えていると

(b) この部屋にはいくつイスがありますか。

という日本文を英語にしたときに

(b) How many chair is there in this room? ×

という英文を作りがちです。正しくは・・・

(b')  How many chairs are there in this room? 〇

のように chair を複数形の chairs としないといけません。ところが How many を

How(どれくらい)many(たくさんの)と認識していれば「たくさんのイス」なのでchair に 複数を表す s をつけるのを忘れにくいのです。そしてこのように考えることで・・・

How old? → 何歳? → どれくらい年を取っている?

How long? → どれくらい? → どれくらい長く?

How soon? → どれくらい早く?(=今からどれくらいで?)

How early? → どれくらい早く?(=どれくらい早い時間に?)

など様々応用が利きます。ちなみに how には単独で使われる用法もあります

(c) How did you spend your time last weekend?

 どのように先週末を過ごしましたか?

これも「先週末は何をしていたの?」とだけ意味を「覚えていたら」テストの際に次のような問題が出たら対応できないでしょう。

問 次の英文の空所に適語を入れなさい。

 (  )did you spend your time last weekend?

How did you spend your time last weekend? を「先週末は何をしていたの?」とふわっと意味を覚えていただけの人はこの( )内に what を入れてしまうことでしょう。

how+形容詞 or 副詞=どのくらい+形容詞 or 副詞(程度)

how 単独=どのようにして(方法)

単語単位で明確に意味を押さえておけばこのようなミスは起きません

いかがでしたでしょうか?

See you next time!