英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

音読・速読・リスニング 「かたまり」で意味を捉えることの重要性

先日「音読の留意点」に関する記事を書きました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

その中で①スピード②アクセント③かたまりで区切る、意味を捉える、という3点について説明しましたが、今回は③の「かたまりで区切る、意味を捉える」という点について詳しく書いていきます!

 

かたまり 其の一 名詞のかたまり

a book

an interesting book

a simple but interesting book

名詞が単体で英文中に出てくることはあまりなく、たいていの場合は「何か」付いています。つまり多くの場合は・・・・

冠詞(=a, an, the)+形容詞+(形容詞+形容詞+・・・)名詞

というかたまりを作ります。逆に言うと「冠詞を見たらそれとセットになる名詞を探す」という意識が大切だということになります。

the great ・・・

とあったら「最後の名詞はどこにあるんだろう?」という意識が大切です。

the great and effective but expensive machine

(素晴らしく効果的だが高価な機械)

 

かたまり 其の二 前置詞+名詞

例えば ・・・

some of the countries 

を見て

some  / of the countries

という構造だという意識はありますか?

some  / of the countries 

いくつか / その国々の中の

という構造だと理解していることはとても大切です。

前置詞(=in, on, at など)は後続する名詞と結びついて全体で形容詞や副詞と同じ働きをします。

 

(a) a book on the table

この on the table は前方の a book を修飾する形容詞句で「(その)テーブルの上の」という意味になります。

(b) The boys were playing soccer in the park.

この in the park は were playig を修飾する副詞句で「その少年たちは公園でサッカーをしているところでした。」となります。

 

この前置詞+名詞をひとつのかたまりとして捉えそれだけで意味を取れるようにすることはとても大切です。少し練習してみましょう!

(c) in this country

(d) on my way home

(e)  among those students

(f) as an experienced doctor

(g) because of the accident yesterday

 

いかがですか?これだけで意味を取れましたか?前置詞+名詞だけでその意味を取れるようにするにはそもそも普段から英文中の前置詞の意味を意識していることが不可欠です。そのような習慣があれば上記のような前置詞+名詞(=前置詞句)の意味を単体で正しくとらえることができるようになります。今後英文を読むときはこの点注意して読んでみて下さい。

 

(c) ~(g) 和訳例

(c) in this country=この国

(d) on my way home=家に帰る途中

(e)  among those students=あれらの生徒たちの中で

(f) as an experienced doctor=経験豊富な医者として

(g) because of the accident yesterday=昨日の事故のために

 

See you next time!