吉田塾では「毎日英作文」「毎日音読」という仕組みがあり、塾生の皆さんには月曜日から土曜日まで1日1英作文(=和文英訳)と1日1ページの音読を課しています。
英作文や音読の録音データは「吉田塾公式LINE」を通じて提出してもらい担当講師がすべてチェック及びフィードバックを行います。
ですから毎日数十人の英作文の添削を年間288日行っています。その中でやはり最も多いミスは名詞に関するものです。具体的には・・・
「可算名詞を裸で(=何もつけずに)使う」というものです。例えば先日の課題でこんなに本文を出しました。
(a) そのとき私は家で映画を見ていました。(英検3級未取得者用)
で答案例で多かったのが下記のような英文です。
× I was watching movie at home then.
これ、難しいのは home は「裸で」OKなのに movie には「何か」つけないといけない点でしょうか。
〇 I was watching a movie at home then.
△ I was watching the movie at home then.
〇 I was watching movies at home then.
△ I was watching the movies at home then.
△は英文としては正しいですが、「そのとき私は家で映画を見ていました。」という日本文の意味とは少々ずれがあります。「そのとき私は家で例の映画を見ていました。」とかなら " I was watching the movie at home then." が良いでしょう。
at home は at schoolと同様に例外的で原則として可算名詞には何かつけた状態で使わないといけません。
× movie
〇 a movie
〇 the movie
〇 movies
〇 my movie
〇 that movie
という感じです。もう少し例を挙げてみましょう。
(b) 私は会社が従業員に謝罪することを要求します。(英検3級取得者用)
この日本文を英文にするときに「日本語につられて」・・・
× I demand that company apologize to employee.
としてしまった人が多かったのです。この場合日本語でただ「会社」と書いてあっても当事者(=書き手、話してと読み手)には「どの」会社か分かっていると考えられるので the company とか our company 等とする必要があります。
また「従業員」も普通「複数」いて「その」会社の従業員になりますから the employees とすべきでしょう。
という訳で・・・
★和文英作の際は名詞には何かつけるべきでは?と常に考えよう!
という本日のタイトルになります。
See you next time!