昨日の授業で中2生が New Treasure を勉強していました。テーマは付加疑問文。付加疑問文とは、名前の通りの意味で、平叙文に疑問文が付加(=追加)された文です。
(a) That boy is Taro, isn't he?
意訳)あの少年はタローですよね。
これ、ルールにするとわけわからなくなるんですよ・・・
肯定文の場合
①肯定文の後にカンマをつけて
②その疑問文の否定文の先頭にあるV’Sを加えて
*V’=Is he の is / Will you の will / Have you の have のこと
③疑問文のSは代名詞に変えて
④クエスチョンマークを付ける
否定文の場合
①否定文の後にカンマをつけて
②その疑問文の肯定文の先頭にあるV’Sを加えて
③疑問文のSは代名詞に変えて
④クエスチョンマークを付ける
肯定文の場合
(a) That boy is Taro.
①That boy is Taro,
②That boy is Taro, isn't that boy
③That boy is Taro, isn't he
④That boy is Taro, isn't he?(完成形)
否定文の場合
(b) That boy isn't Taro.
①That boy isn't Taro,
②That boy isn't Taro, is that boy
③That boy isn't Taro, is he
④That boy isn't Taro, is he?(完成形)
で、皆さんが悩むポイントは
「なんで前の文と後ろの疑問文で肯定と否定を逆転させるの?」
という点ではないでしょうか?これはちょっと考えてみると簡単な理屈です。
①That boy is Taro(あの少年はタローです)
あれ違ったっけ??
ちょっと自信ないな・・・
② Isn't he Taro?(彼はタローじゃないんですか?)
と言い切る自信がないときに最初に言ったこととは肯定否定を変えて相手に問うている、というのが付加疑問文の仕組みというか成り立ちです。
③That boy is Taro, isn't he?
直訳)あの少年はタローです、あれ、そうじゃないですか?
さて、実はもう一つ間違えやすいのが疑問文の形です。
(c) He can speak Japanese, isn't he?(×)
付加疑問文を書いたときにこのような間違いをする人が非常に多いです!冷静に考えてみて下さい。
isn't he? の後になにが省略されていますか?前文では He can speak と言っていてどこにも is が出てこないのです。付加疑問文は文字通り「疑問文を付加」したものですから、単純に前文を疑問文にしたものを「付加」すればよいのです。
(c) He can speak Japanese, can't he?
(d) She has been in the UK, hasn't she?
というようにあくまでも前文を疑問文にしたものを付加すればよいのです。
いかがでしたでしょうか?英文の意味を直訳的に考えていくことで付加疑問文の仕組みが理解出来ましたでしょうか?
See you next time!