吉田塾では「毎日音読」と称して月曜日から土曜日まで塾生の皆さんに音読を行ってもらいその録音データを公式LINEに送ってもらっています。
もちろん送られてきた音読は全て聴き、それに対するフィードバックも送っています。フィードバックは受講者のレベルに応じて様々ですが・・・
①単語の発音とアクセント
②区切る位置
③イントネーション
などを中心に問題がある点を指摘しています。
その際に散見するのが単語の一部の音を抜かして発音してしまうという現象です。例えば・・・
development → デヴェロメント(pの発音が落ちている)
constantly → コンスタンリー(tの発音が落ちている)
のような感じです。もちろんアクセントがない音節の子音なので気持ちはわかりますが、辞書で発音記号を見てもきっちりと記載されているのできちんと発音したいものです。もちろんスペルを覚えることにもつながりますし。
ところでなぜこのような現象が見られるのか?一つには「軽く発音されているので聞こえない」ということが考えられます。もう一つは「文字とその語の発音を連動させていない」ということもありそうです。 さらには「単に口が回らない」ということもありそうです。
またこんな例もあります。
intimidate → イミテイト(別の単語との見間違い、勘違い)
特に見たことのない単語を見たことのある単語に読み替えてそのままスルーしてしまう人が多いようです。
いずれにせよ大切なのは・・・
①ひとつひとつの文字と発音を対応させる意識を持つ
②単語と勘違いしたときに文脈的との整合性を意識する
という点です。普段音読をする際にこの2点を雑にしないことが音読の効果を上げるうえでも非常に大切です。ですから、いたずらに(面倒がって)速く音読しようとせずに、ゆっくりとで良いので丁寧に音読することを心がけましょう。
最後に一句。
音読はスピードよりも丁寧さ(媚好)
それでは See you next week!