英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

文字と発音の関係を意識しながら英文を読むこと

 吉田塾では授業際にどの生徒にも以下の2つをやってもらいます。

 

①毎日英作文確認テスト

②音読チェック

 

 英作文の採点音読のチェックも全て担当講師がその場で行います。さて最近気になることが「書いてある通りに発音しない」という現象です。例えば・・・

 

 invite invent と発音したり

 produceproduct と発音したりする生徒が多くて非常に気になります。

 

 inviteインヴァイト)を invent (インヴェント)と読む場合、ェというveの音を作る文字がないし、という音を作るnが単語の後半にないわけです。

 もちろん意味的な観点でも不思議です。invite (を招待する)があればその直後には「招待される人」が来るはずでそれを invent (を発明する)と読んで違和感はないのか?などと疑問が噴出します(笑)

 それでも inviteinvent はどちらも動詞なのでまだ許せますが、 producepruduct の場合は動詞名詞という品詞の違いもあるのでなおさら許せません(笑)

 中には inis と読んだりする人も・・・

 

 ではなぜこういう現象が起こるのか?一つには条件反射的に「自分がよりたくさん見て来た単語(の発音)に引き寄せられる」ということが挙げられるかもしれません。例の「ピザと10回言ってみて!」というあれです。ピザと10回言った後で「ヒジ」を指さし「ここは?」と聞かれて「ヒザ」とか「ピジ」とかと答えちゃうアレです。

 その気持ちはわからなくもないのですが自分が inviteinvent と発音してしまったら、「あれ意味的におかしくない?」とそこで立ち止まらないのがおかしいわけです。 in is と読んだら「うん?文構造おかしくない?」と感じないのが許せないのです(笑)

 というわけで音読が「空読み」にならないように文字と発音前後の単語との意味のつながり文構造などを有機的に考えながら音読しましょう!という話でした。

 

 See you next time!