「最近「フェイクニュース」という事実ではない報道を意味する言葉を多くの人が口にしている。しかし、このような報道はこれまでもずっと存在していたのである。」
例えばこのような一文を読んだとききあなたは何を考えただろうか?
「読解が苦手」「長文が出来ない」という人の多くがせっかく単語を覚えて、文構造を見抜けるようになって、英文を見て冒頭の日本文まで辿りついたのに、そこでなんの具体的イメージも膨らまさずに次の英文に進んでしまう。
その繰り返しをしていたら最後まで読んでもなんか「何いってるのかわからない…」という状態で問題文に突入…そして撃沈…
という人が多いのが現実です。
という訳で英文を読んだら…
英文
↓
和訳(頭の中で)
↓
具体例のイメージ化
ここまで進めてみましょう!むろん、最初は時間が掛かることもあるし、人によっては「なにも思いつかない…」ということもあるでしょう。
しかし、これを続けていれば「このような報道(=フェイクニュース)はこれまでもずっと存在していたのである」という一文をみて…
・太平洋戦争中の大本営発表
・「黒猫は不吉」などの迷信
・「トイレの花子さん」のような都市伝説
などが頭に浮かぷようになります。こうなればしめたもので「さて、この英文ではこの後にどんな例が出てくるかな?」と予測しながら英文を読むことができます。
ちなみに冒頭の一文は2023年第1回英検2級から取ったまのです。実際にこの後続いたのは…
「アメリカのある新聞社がどうも自分たちの記事がライバル新聞社にパクられていると感じ、故意にフェイクニュースを流してライバル社がそれを掲載するか実験してみた」
という話でした。
面白いですね!
いや、こういう英文を読んでニヤリとできる人が長文が読めているということです。気になった人はぜひ問題にチャレンジしてみて下さい!
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2023-1-1ji-2kyu.pdf
See you next time!