英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

毎日音読しているのに一向に単語が覚えられないと嘆くあなたへ

吉田塾では塾生の皆さんに「毎日音読」を課していて、その内月~土に読んだ分はボイスメッセージに録音して公式LINE経由で送信してもらっています

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なぜ音読を重視するかというとそれが効果的・効率的だからに他なりません。ではなぜ音読を毎日しているのに効果が出ないのか?

いくつか原因を考えてみましょう!

① 音読が目的になってしまっている

 音読は英語力を上げるための「手段」に過ぎないのですがいつのまにかそれが「目的」になってしまって、音読の際の手順が守られていない、ということが考えられます。ひどい場合は音読を録音したものをストックしておき、時間がない時はその録音データを送るケースもあります。これにいったい何の意味があるのか・・・

② 英文をきちんと理解しないまま音読している

 これは意外に意識されていなのですが「音読する英文はその文構造や意味が分かっているものにする」という大原則があります。従って教科書を音読する場合には未習部分ではなく既習部分を読みます。

 そしてたとえ既習部分であっても読んだときに語句単位( stranger =語、in return =句)で意味が明確に頭に浮かんでこないものは必ず調べましょう。『文単』や『速単』のようにどんどん先に進めていく教材の場合は英文と訳文を照らし合わせて意味を確認した上で「なぜこの英文の和訳がこのようになるのか?」をしっかり納得した上で音読しましょう!

③ 覚えられたかチェックしていない

 一通り英文の意味が理解できたら次はシート等を使って和訳や単語リストを隠して音読してみましょう!簡単にいえば「自分で確認テストを行う」ということです。実はこのプロセスを飛ばしている人が非常に多いのが現実です!

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『文単』『速単』等の長文単語集は先ずは本文の状態(=文脈的ヒントがある状態)で各語句の意味が分かる状態になることが重要です。語句単体での暗記は一旦後回しにしてOKですから英文を読んだときに語句単位で意味が分かる状態を作りましょう!

④ 音源を聴かない

 吉田塾では音読の素材は必ず「ネイティブによる朗読音源があるもの」にしています。これはもちろんリスニング能力を上げるためですが、音により記憶が強化される側面も重要です。また本文の朗読でよく発音が聞き取れなかったという場合は単語のみの発音を辞書で必ず確認することが大切です。「ベラベラっと音が流れてきて結局 significant の発音が聞き取れなかった!」という場合は siginificant を辞書で調べて単体での発音を確認しましょう!

いかがでしたでしょうか?この①~③のポイントを押さえた上で音読を継続すれば絶対に効果は上がります!ぜひ実践してみて下さい!

See you next time!