英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

長文読解内容一致問題でミスしないために・・・ 設問や選択肢を精緻に検証する習慣をつけよう!

今週から吉田塾でも夏期講習会期間に入りました

第一志望合格、秋の英検合格、定期試験で80点以上奪取、各人がそれぞれの目標に向けて黙々と英語学習に取り組んでいます。

そして本夏期講習会から取り入れた「論理とレーニング講座」も始まりました!その授業の中でさっそく生徒さん達は頭をフル回転させてトレーニングしていました。今回はそんな中で特に時間がかかった問題を一題、皆さんと一緒に考えてみます。

問 本文では来年のイベントについて何が述べられているか。

本文 次の1月のイベントには最高の成績を出したチーム全員が記念パーティーに参加できます今までは各チームのマネージャーだけしか参加できなかったので、これは画期的なことです。

選択肢1 優勝したチームのメンバーは皆パーティーに参加できる

選択肢2 通常ならマネージャーしか記念パーティーに参加できない

これ、英検では全て英語になっているわけですが、なかなか面倒ですね(笑)この問題、なにが「面倒」なのかというと選択肢1も2もどちらも実際に本文に書いてあるという点です。なので受験者は迷う訳です。というのも通常の内容一致問題は「本文の内容と一致する選択肢を選べ」という設問が出されることが多いからです。

という訳で「あれ、どっちも本文に書いてあるじゃん!」となり迷う訳です。

さて、そんなときにぜひやってもらいたいことがあります。それは「前提を疑う」ということです。今この問題で迷っている人は設問をよく読まずに「本文の内容と一致する選択肢を選んでいる」のです。そこでここでいったん考え方をリセットするために設問を再度よく読んでみましょう!設問にはこう書いてあります。「来年のイベントについて何が述べられているか」と。つまり問題は「本文と一致するか?」ではなく「来年のイベントについて何が書かれているか?」だったのです。

従って、来年1月のイベントでは「最高の成績を出したチーム全員が記念パーティーに参加できます」とあるので選択肢1が本問の正解となります。

いかがでしたか?選択肢選びに迷ったときは「問題文を再度丁寧に読み、自分が設問を勘違いしていないか確かめること」がとても大切です。

See you next time!