昨日のブログで that 節の種類について書きました。
ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com
そのときに出た名詞節・形容詞節・副詞節について今日はもう少し掘り下げて説明しようかと思います。
先ず節というのは1つの文の中にSVのまとまり(=節)が複数ある場合に分類がなされます。
(a) I went to Shibuya to take an English lesson.
S V
この文にはSVが1つしかない(=単文)なので節=文ということになります。
(b) When I went to Shibuya yesterday, I met my friend from middle school.
S1 V1 S2 V2
(b) の英文にはSVの組み合わせが2つあります。このような文を複文と呼びます。複文において、接続詞(=この場合はwhen)がついている方を従属節と呼び、ついていない方を主節と呼びます。接続詞がついている方が主従関係の「従」であることは和訳してみればすぐにわかります。
When I went to Shibuya yesterday=私が昨日渋谷へ行った時に
「・・・ときに」で終わったら肝心の「どうした?」が不明です。ですからこの「どうした?」(=中学の時の友達に会った)の部分を主節と呼びます。このように従属節を導く接続詞を特に「従属接続詞」と呼びます。
when(・・・とき), if(もし・・・したら), beacuse(・・・なので), although(・・・だけれども), that (・・・ということ)等がこれに相当します。
ちなみにand, or 等の等位接続詞で結ばれる節は等位節とよばれどちらが主でどちらかが従という主従関係はありません。どちらも主節と考えても良いでしょう。また等位接続詞で結ばれた節を含む文を重文と呼びます。
(c) I went to Shibuya yesterday and ( I ) met my friend from middle school.
私は昨日渋谷へ行き、そして中学の時の友達に会った。
さて、従属接続詞によってまとめられた従属節はその働きによって名詞節・形容詞節・副詞節の3つに分けられます。
名詞節:主節の内部でSOCいずれかの役割を担っている
(d) I didin’t know [that he got married].
S V O
形容詞節:主節の名詞を修飾している
(e) I didn't know the girl (that you met last night).
私は(あなたが昨日会った)女の子を知りません。
副詞節:上記以外全て
(f) I was surprised <that he suddenly got married>.
(b)< When I went to Shibuya yesterday>, I met my friend from middle school.
*that 節は主節のSOCのいずれにもなっていないし、名詞を修飾もしていない。
まとめます。
文 → 単文/複文/重文に分類される
複文 → 主節+従属節で構成される
従属節 → 名詞節/形容詞節/副詞節に分類される
いかがでしたでしょうか?節の種類というのは普段はあまり考える必要はありませんが要所要所でこの区別が求められる機会がありますのでしっかりと理解しておきましょう。
See you next time!