中学生や高校生にとって英語力を上げる最も身近な方法は学校の授業を最大限に活用することでしょう。今回はそんなことを書いてみようかと思います。
1.授業中に寝ない
これ、当たり前すぎますが、机に突っ伏して完全に寝なくてもボーとしていたりうとうとしている人はかなり多いのではないでしょうか?
これはやはりスマホやタブレットが普及して子供が夜遅くまで起きていることが多くなったと思われるので授業中に居眠りをしている子供の数は昔よりも増えているのではないかと推測しています。(ちなみに昔も「深夜ラジオ」等をイヤフォンで聞いていた中学生や高校生もいたので一概に言えませんが(笑))
先ずは夜寝る時間と朝起きる時間を固定すること。そこが成績向上のスタート地点です!
2.予習<授業
ありがちですが良くない事例。
(a) 遅くまで予習をしていたために寝不足で授業中に寝てしまう
これは非常にもったいないですね。もちろん予習をした段階である程度勉強にはなっているのですが、肝心の授業中に意識もうろうでは本末転倒です。
(b) 授業中に自分が当たる箇所を調べている
これも良くないですね。授業が始まってから自分の当たる箇所の調べ物をしている。当然その間進んでいる授業内容は頭に入りません。
(c) 授業中についスマホを見てしまう
校則でそもそもスマホを学校に持ち込めないというところもあるようですが、スマホを見ながら授業を受けるのは当然学習効果的にもNGです。
では、授業をどう受けたら良いのか?
A しっかりと予習をして授業中も集中して聴く
B 予習は不十分だが授業はしっかりと聴く
C 予習はしっかりしたが授業中の集中を欠く
D 予習もしておらず授業も聴いていない
もちろん全ての授業をAの状態で臨むべきですが、何らかの事情で時間が取れなくて予習ができないという場合でもBの状態は作りましょう!
3.復習はマスト
授業と同じくらい大切なのが復習です。復習は中学と高校、高校は教科により変わります。
中学:本文の和訳→英訳+音源聴取→音読
①和訳の際は直訳を心掛ける
例)I am good at Math.
意訳)私が得意なのは数学です。(△)
直訳)私は数学が得意です。(〇)
直訳とは英語の主語述語(≒文構造)と日本語の主語述語をなるべく合わせた訳です。
②和訳を見て英訳する際は細かな点(三単現のS、冠詞の有無、スペリング等)に注意して赤を入れる
スペリングを間違えた場合はその場で何度か書いてその場で覚えましょう。
高校
「英語コミュニケーション」(読解):文構造及び内容理解→音源聴取→音読
①文構造理解
各英文の文構造(=SVOCM)をつかむ。
②内容理解
指示語(=it, tha, so 等)が何を指すのか、逆接を示す語句(=but, however, yet, although, in spite of 等)が示す対比内容を確認する
「論理表現」(文法・作文):例文の和訳→英訳+類題演習
①例文は先ず訳せること。次にその訳を見て元の英語に直せること。必ずノートに書いて確認する。
②学校で配布された問題集で類題演習をする。解答は問題集に直接書き込まず、何度も繰り返しできるようにする。
すごく簡単に説明するとこんな感じです。
まずは学校の授業を最大限に活用する。これが英語力向上の第一歩です。くれぐれも優先順位を置間違えなく!
See you next time!