英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英文を長くする方法 英語を伸ばしていく「つなぎ」の重要性

吉田塾では「毎日シリーズ」の一環として「毎日英作文」を課しています。例えば昨日12/28のお題は・・・

3級未取得者向け

(a) 父と母はキッチンで夕食を作っています。

 

3級取得者向け

(b) 彼はもう社会人なのだからそのように扱わなければならない。

 

でした。さてこのような課題に対する生徒の答案を見ていると文法的に無理な形の英文を書く人が結構います。例えば

(a) My father and my mother making dinner kitchen.(×)

この英文には3点間違いがあります。

①動詞がない → making を are making とする

②kitchen とその前の部分をつなぐ言葉がない → in を加える

③kitchen に冠詞がない → the を加える

(a) My father and my mother are making dinner in the kitchen.(〇)

今回は②に焦点を絞って書いてみます。

 

英文の基本的な構成を決めるのはその英文のV(=述語動詞)となる動詞です。例えば run という動詞を使えば

(c) I (usually) run (in the morning).

という第一文型(SV)がその骨格となります。 become という動詞を使えば

(d) She became a teacher.

という第二文型(SVCがその骨格になります。sing という動詞を使えば

(e) He is singing that famous song.

という第三文型(SVO)がその骨格となります。 give という動詞を使えば

(f) My sister gave me this book.

という第四文型(SVO1O2)がその骨格ととなります。make という動詞を使えば

(g) She always made me surprised.

という第5文型(SVOC)がその骨格となります。

 

つまり基本的な英文の長さ(=SVの後に何が続くか)は動詞が決めるということであり、動詞が持っている枠(=OやCをいくつ取るか)が英文の長さを決めると言えます。もちろんこの枠を超えて英文を伸ばすことは可能ですがその場合は「つなぎ」の言葉が必要です。その「つなぎ」には以下のようなものがあります。

①前置詞 → 名詞をつなぐ

不定詞・分詞 → 動詞の持っている枠をつなげる

③接続詞・関係詞 → 節(=SVを含むまとまり)をつなげる

 

具体的に見てみましょう。

(a) I run +

in the park(公園で)

to lose my weight(体重を減らすために)

when I get up earlier than usual(いつもより早く起きたとき)

 

(f) My sister gave me a book+

on my birthday(私の誕生日に)

, saying "Happy birthday!"(誕生日おめでとう!と言って)

that she finished reading(彼女が読み終えた)



いかがですか?ただ単に単語をぺたぺたと貼り付けていくのではなく上記①~③を意識して英文を書いてみましょう!

See you next year!