英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

単語と単語をその意味ではなく文法によって結び付けて英文の意味を捉えよう! 先ずはSとOを押さえること

これまでの30余年にわたり英語を人様に英語を指導してきて思うのはどうも英語ができない人は、ある英文の意味を考えるときに、そこに含まれる単語の意味から妥当だと思われる文意を創造しているように思えます。具体的に見てみましょう。

(a) The teacher teaches the student English.

この英文の意味を考えるときに英語ができない人は・・・

先生」「教える」「生徒」「英語」という単語を見て

(a) その先生はその生徒に英語を教えています。

という意味を創作しているように思えるということです。従ってこのような人は次の英文を見たときにも・・・

(b) The student teaches the teacher English.

その先生はその生徒に英語を教えています。」と無意識にその意味を捉えます。以前ブログで書きましたが ↓

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

英語は語順が非常に大切でそれにより意味が規定される言語なのです。従って (b) の英文の意味は・・・

(b) その生徒はその先生に英語を教えています。

という意味にしかならないのです!

もう少々複雑な例文で考えてみましょう!

(c) The teacher told me to teach Kei English.

この英文登場人物が3人います。「先生」「」「ケイ」です。この英文の内容を正しくとらえるためには「だれが」(=主語S)、「だれに」(=目的語1O1)、「なにを」(=目的語2O2)を文法に従って正確に押さえることが必要です。英文の原則的な語順五文型に示されています。

第1文型 SV

第2文型 SVC

第3文型 SVO

第4文型 SVO1O2

第5文型 SVOC

いずれを見てもSV(O)の語順は変わりません。従ってこの英文では

先生が(=S)私に(=O)」は確定です。あとは「 tell 人 to do ~=人に~するよう言う」という語法の知識があれば・・・

(c) その先生は私にケイに英語を教えるように言った。

という意味がつかめるはずです。

いかがでしたでしょうか?ある英文を見たら先ずは「だれがだれになにをどうした」「だれがなんだ」という文の骨格(=S・V・O・C)文法のルールに従って捉えることを意識しましょう!

See you next time!