英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

毎日音読留意点 先ずはスピード、アクセント、意味のかたまり、の3点を意識しよう!

吉田塾では「毎日シリーズ」と称して、塾生の皆さんに月曜日から土曜日まで毎日音読」「和文英訳」「文法問題の解答」をやってもらっています。という訳で私は毎日何十人もの中高生や社会人の方の音読を聞いたり英作文を添削したりしています

そうすると毎回色々気になることがあるのですが、今回は皆さんの音読を聞いていて気になる点改善した方が良い点について書いていきます。

 

(1)スピード

 やたらと速く読む人がいるのですが、たぶんあまり効果がありません。速く読む人は、恐らく、時間を節約したいのだと思うのですが、時間を節約した結果効果が薄まるのでは本末転倒です。目安として、「音源より早く読まない」「自分が英語を理解できる程度にゆっくり読む」と良いでしょう。

 速く読むもう一つの原因はゆっくり読めない、ということも考えられます。これは逆説的ですが、ゆっくり読むと各語の発音をごまかせないので、発音に自信がない部分をぐちゃぐちゃっと速く読んでごまかしてしまうのです。読み方に自信がない部分はきちんと辞書で読み方を確認しましょう。

 

(2)アクアセント

 長い単語(=2音節以上の単語=母音が2個以上含まれる単語)は必ずアクセントを明確にして読むようにしましょう。interesting を「インタレスティング」と平板に読むのではなく「タレスティング」みたいに最初の i にアクセントを置いて発音しましょう。そして、ということは、常にアクセントがどこにあるかを考えないといけないということです。「毎日音読」の素材には「音源のある教材」を指定しているのはそのためです。先ずは音源が各語のどこにアクセントを置いているかを注意して聴きましょう。

 

(3)かたまりで区切る、かたまりで意味を取る

 音源を聴いていると分かりますが、ナレーターのネイティブの方々は必ず意味のまとまりで区切りを入れて読んでいます。例えば下記の英文だと・・・

 Literacy rate means the percentage of people who are able to read and write. If you live in an advanced country, you probably started learning characters at a young age, in school.(『英検準2級文単』p.24)

ナレーターの方はこう区切っていました。

 Literacy rate / means / the percentage of people / who are able to read and write. If you live / in an advanced country, / you probably started learning characters / at a young age, /  in school.

最初は音源を聴きながら、鉛筆を持って、聞き取れた区切り目にスラッシュ(=/)を入れ、そのスラッシュのところで区切りながら読むと良いでしょう。その上で意味もそのかたまり毎に考える、あるいは、つかむことが大切です。

 識字率は 意味する 人々の割合を 彼らは読み書きができる。もしあなたが住んでいたら 先進国に あなたは恐らく文字学習を始めたでしょう 小さい頃に 学校で。

というような感じで意味を捉えていくことが大切です。

 

もちろん他にもいろいろと細かいことはありますが、先ずはこの三点だけ留意して音読を行ってみましょう!

See you soon!