中学までの英語と高校からの英語。英語自体はもちろん同じですが、学習者の意識や視点は変わらないといけません。例えば be動詞の意味も・・・
中学生向けの説明
be動詞には2つ意味があります。ひとつは主語がどのようなものかを説明する時に使われる「(主語は)~だ/です」。も1つは主語がどこにいる/あるかを説明する「(主語は)~にいる/ある」です。
初学者にはこれで良いのですが高校生になったら以下のような視点を持つことが大切です。
高校生向けの説明
be動詞は第1文型(=SV)と第2文型(=SVC)で使われることがあり、それぞれの意味は・・・
第1文型では「(主語は)~だ/です」
第2文型では「(主語は)~にいる/ある」
つまり
(a) She is in the kitchen.
彼女はキッチンにいます。
(b) She is Ken's sister.
彼女はケンの姉です。
という2つの文の文構造の違いを認識して、その構造(=文型)の違いによりbe動詞の意味が異なっているという認識が大切になります。常にこのような視点を持って英文を見ていれば、appearという動詞を学んだときにも応用が利きます。
appear という動詞も大まかに2つ意味がありますが、その意味は文型により別れます。
第1文型では「(主語が)現れる」
第2文型では「(主語は)~に見える/のようだ」
(c) He appeared at the venu at about 8 pm.
彼は8時頃に会場に現れた。
(d) He appeared to be depressed then.
彼はそのとき落ち込んでいるように見えた。
このように文型によってその意味が大きく変わる動詞がある、ということを意識しながら日々英文を読むだけでも英語力の伸びに大きな差が出てくるものです。品詞については次回に譲ります。
See you next time!