英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英検にすいすい合格しているのに発音がめっちゃ日本語っぽいケースは意外と多い

 最近入塾したお子さんの中に「比較的苦労せずに英検準2級とか2級に受かったけど発音がめっちゃ日本語っぽい」という方がちらほらいて驚いています。中1とか中2で準2級とか2級に受かっているのに・・・

 共通しているのは日本語にない音(th, v, とか)と日本語で区別していない音(right と light, she と sea , park のアーと work のアーとか)の発音ができていないということで、まあ当たり前と言えば当たり前なのですが。不思議なのは英検の勉強をする過程でネイティヴの音源をたくさん聴いているはずなのに、それも小学生の時から、発音がめっちゃ日本語っぽいことです。それでいてリスニングパートの出来が悪いかというとそうでもない。

 結局、自分が発話する際に区別していない音もなんとなく聴き分けられているのか?あるいは 聞き分けられていないものの、文脈的になんとなく正しい選択をしているのか(「ライト」と聞こえて前後の単語の並びや文脈から right(右、権利、正しい)なのかlight(光、電灯、軽い)を判断しているのか?真相は謎なのですが、いずれにせよ吉田塾では授業のときに必ず音読してもらうのでその際にこの点は繰り返し指摘し、その場で練習してもらいます。

 

生徒 I can't she the star.

講師 she じゃなくて see ね。

生徒 I can't she the star.

講師 また seeshe になってる!もう一回!

生徒 I can't see the star.

講師 OK!

 

 みたいなことを毎日授業時に全ての生徒に行っているのです。結局「XとYは違う音なんだ」という意識がないと人間の脳は「XとYは同じ発音のヴァリエーションだ」と認識してしまうので、日々の繰り返しが大切だということです。

 いかがでしたでしょうか?「聞き分けられない」「自分で違うように発音できない」という人もまずは「X(BやR)とY(VやL)が違う音なんだという認識」を持つことから始めましょう。

See you next time!