英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

lead to A と lead A to B の違い

これ、文単や速単の音読をしてもらうときに出てくると必ず確認します。

講師 lead A to B の意味は?

生徒 「AをBへ導く」です!

講師 よく勉強してるね!じゃあ lead to A は?

生徒 えー「Aに導く」ですか?

講師 何をAへ導くの?

生徒 えっと・・・

講師 この lead に目的語ある?

生徒 ありません・・・

講師 じゃあ導けないんじゃない?

生徒 確かに・・・

何てやり取りがほぼ毎日行われています。

確かに lead は「~を導く」という意味が基本ですが、自動詞として目的語を持たずに lead to A の形で用いられることも大変多いのです。

(a) This train will lead us to Ikebukuro.

 この電車が私たちを池袋まで導いてくれます

 (この電車に乗れば池袋のいけます)

(b) This roads leads to Ikebukuro.

 この道は池袋まで続いています

このように lead to A は「(主語が)Aにつながる」という意味があります。そしてこのように物理的に「つながっている」「続いている」という意味にの他に次の英文のように「因果」(=原因とその結果)的につながっているという場合が非常に多いのです。

(c) The economic crisis led to the war.

 その経済危機がその戦争につながった。

 (その経済危機のために戦争が起きた)

(c) の英文では「経済危機」が「戦争」の原因となっているので次のように書き換えることも可能です。

(d) The economic crisir caused the war.

 その経済危機がその戦争を引き起こした。

(その経済危機のために戦争が起きた)

いかがでしたでしょうか?

lead は目的語があるか否か(=他動詞か自動詞か)で意味が変わりますので注意廠ましょう!というお話でした。

See you next time!