英語指導吉田塾 塾長ブログ

東京は池袋と渋谷で英語専門塾を営んでいる塾長の呟き

英語の語順④ 基本となる語順を使えるようにするために

ここのところ英語の語順についてずっと書いていますが、それはなぜかというと吉田塾で行っている「毎日英作文」で新規に入塾された何人かの方の書く英文がかなりはちゃめちゃだからに他なりません。

例えばこんな感じです。

× (a) I done homework after went out to see my friend.

   (宿題が終わった後で友達に会いに外出した)

× (b) see my friend went Ikebukuro yesterday.

   (昨日友達に会うために池袋へ行った)

という訳で3回にわたり語順についてブログを書き連ねてきました。

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

ikebukuroyoshidajuku.hatenablog.com

というわけで今回はそのまとめ的な感じのことを書きます。

前提として日本語はあまり語順にこだわらない言葉ですが英語は語順が大切ということを頭に入れておきましょう!

(c) 昨日猟師がクマを打った。

(c') 昨日クマを猟師が打った。

この2つの文意味は完全に同じです。一方で英語で同じことをすると・・・

(c) Yesteraday, a hunter shot a bear.

(c') Yesterday a bear shot a hunter.

(c') の英文が表す意味は「昨日クマが猟師を打った」という意味になります。

これは完全に (c) とは違う意味になってしまいます。

という訳で英語においては語順が大切で、それが変わると意味が大きく変わってしまうことがあるということを頭に入れておきましょう。

さて、本題です。大まかな英語の語順は以下のようになっています。

 

A型

①誰が、何が、〇〇は

②どうする

③何を

④どこで

⑤いつ

ざっくり言うと①→⑤の順で単語が並んでいきます

(d) I met Kenji at Shibuya this morning.

①私は

②会った

③ケンジに

④渋谷で

⑤今朝

こんな感じです。

(e) The war happened in South Asia two hundred years ago.

①その戦争は

②起きた

③なし

④南アジアで

⑤200年前に

動詞が一般動詞の場合はこのA型になります。ちなみに(d) と (e) の違いは (d) の動詞が他動詞なので③に「だれに」という目的語が入り、 (e) の動詞は自動詞なので③の部分がないという違いです。

次にもう一つのタイプを見てみましょう。

B型

①誰が、何が、〇〇は

②~だ、~です

③どんな

④どこで

⑤いつ

(f) My mother was angry in front of the door last night.

①お母さんが

②~だった

③怒って

④ドアの前で

⑤昨夜

(g) Studaying a foreign language is important.

①外国語を学ぶことは

②~だ

③重要

④なし

⑤なし

いかがですか?

大切なことはとにかく①→⑤の流れを崩さないことです。ここがズレなければそんなにめちゃくちゃな英文にはなりませんので、ここを意識しましょう!

See you soon!